“第2のトッテナム”に? 若くハングリーなチェルシーに重なる5年前の記憶

トッテナムも撃破したチェルシー photo/Getty Images

貪欲な若手が揃う

チャンピオンズリーグでも常連組となり、昨季はファイナルまで駒を進めたトッテナム。対してフランク・ランパードの下で新たなスタートを切り、若い選手たちを中心に据えて戦うチェルシー。両チームのハングリー精神には差があるのかもしれない。

チェルシーは今夏にFIFAから補強禁止処分を受けたこともあり、今季はFWタミー・エイブラハムやMFメイソン・マウントなどアカデミー出身の若手を積極的に起用している。彼らはプレミアリーグで生き残ろうと必死だ。もちろんランパードも指揮官としては駆け出しで、結果を出さなければとの強い思いがあるはず。

英『Telegraph』によると、トッテナムMFエリック・ダイアーは今のチェルシーに数年前の自分たちの姿を重ねている。以前のトッテナムも似たようなところがあり、ダイアーやデル・アリなど若手は結果を残したいとギラギラしていた。
「今のチェルシーに4年前の僕たちを見ているよ。今のチェルシーがやっていることは、ポチェッティーノとともにスタートした時の僕たちと大いに共通点があると思う。彼らは一貫性あるパフォーマンスを見せていて、非常にハングリーに見える。多くの若いイングランド人選手がいる若いチームとなっていて、彼らはチャンスをつかんで楽しんでいるように見える」

22日には両チームの直接対決が行われ、アウェイのチェルシーが2-0と勝利を収めている。トッテナムにハングリー精神がなくなったわけではないが、少し落ち着いたところはある。チェルシーの若手選手たちはチャンスを活かそうと燃えており、それはチームに特別な勢いを与えることになる。

チェルシーもこの路線を継続すれば、トッテナムのように再びチャンピオンズリーグ常連組となれるはず。これまでの大金をかけてきたチェルシーとは異なる姿だが、長い目で見れば大成功となるかもしれない。

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