ブスケッツが入らなかった バルセロナの“2010年代ベスト11”が豪華すぎる

2010年代のバルセロナを支えたシャビ(左)、イニエスタ(中央)、メッシ(右) photo/Getty Images

少し意外な男が中盤に

2019年も残すところあと半月を切った。南アフリカ・ワールドカップで優勝したスペイン代表が初優勝を成し遂げて始まった2010年代が終わろうとしている。

思えば、この10年間は常にショートパススタイルのサッカーがシーンの中心にいた印象だ。近年ではカウンター志向のスタイルを打ち出すチームも影響力を取り戻してきているが、それは当時圧倒的な強さを誇った彼らに対抗する術を他のチームが磨いてきたからとも言える。

そのスタイルの代表格と言えば、やはりバルセロナは挙げなければいけないだろう。MFシャビ・エルナンデスやMFアンドレス・イニエスタなどが華麗にパスを捌く姿は見るものを魅了し、気がつけばゴールを奪っていた。では、そんなバルセロナで2010年代のベストイレブンを作成するのであれば、どのような選手が選ばれるのだろうか。データサイト『WhoScored』はこの10年の間にバルセロナで70試合以上プレイした選手の平均評価点をもとに11人を選出している。
GK
マルク・アンドレ・テア・シュテーゲン(188試合/6.80)

DF
ダニエウ・アウベス(260試合/7.41)
ハビエル・マスチェラーノ(271試合/7.09)
ジェラール・ピケ(373試合/7.13)
ジョルディ・アルバ(265試合/7.07)

MF
アンドレス・イニエスタ(319試合/7.29)
シャビ・エルナンデス(225試合/7.30)
セスク・ファブレガス(121試合/7.36)

FW
リオネル・メッシ(437試合/8.62)
ルイス・スアレス(230試合/7.66)
ネイマール(163試合/8.11)

結果はこのようになっている。大方のメンバーは予想通りと言って差し支えないのではないだろうか。しかし一点、中盤の一角にセルヒオ・ブスケッツではなくセスク・ファブレガスが選ばれているのはサプライズと言えるだろう。バルセロナでは“偽9番”としてCFでの起用も多かったが、ここでは本職の中盤として選出されている。同クラブで爆発的な活躍を見せたとは言い難いとの評価が多い同選手だが、同サイトの平均評価点ではアンドレス・イニエスタやシャビ・エルナンデスをも上回る数字を残している。

その他に注目すべきはメッシの評価点の異常な高さだ。出場試合数がダントツであるにもかかわらず、評価点も他の選手とは一線を画す数字。ゴールという結果を残しやすいFWの選手ではあるが、それでもこの平均評価点は“異常”と言わざるを得ない。やはり別格の選手だ。

2010年代のバルセロナを支えた名手たち。時代に一区切りがついても、彼らの活躍は後世に語り継がれることだろう。

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