今季ユヴェントスで居場所を失っているMFエムレ・チャン。同選手は昨季までマッシミリアーノ・アッレグリ前監督の下で37試合に出場とそれなりに出場機会を得ていたものの、今季は新たに就任したマウリツィオ・サッリ監督から戦力外に近い扱いを受けている。
ここまで5試合の出場でプレイタイムはわずか170分。チャンピオンズリーグの登録メンバーからも外されており、状況はかなり厳しいと言わざるを得ないだろう。今冬の移籍も盛んに噂されており、ドルトムントや古巣のバイエルン・ミュンヘンといった母国クラブが獲得に動くのではと現地で伝えられている。かつてレヴァークーゼンで安定したパフォーマンスを披露したエムレ・チャン。それだけに、やり慣れたブンデスリーガならまだ輝けるとこの2クラブは判断したか。
そんな中、この噂について本人が口を開いている。独『Sport Bild』のインタビューに応じたエムレ・チャンは試合になかなか出場できない現状に不満を述べ、移籍の可能性を否定しない姿勢を見せた。
「ブンデスリーガに帰還するかって? 絶対にないとは言い切れないね。トリノでの現状には満足していないんだ。どうにかして今の状況を変えなければいけない。ユヴェントスであってもそうでなくても。解決策を見つける必要があるよ」
どうやら、エムレ・チャンは移籍に向けて前向きな考えを持っているようだ。はたして、悩めるMFは今後その「解決策」を見つけ出すことができるのだろうか。彼がトリノで過ごす時間は残りわずかなものとなってしまっているか。
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