冨安がボローニャに帰ってきた ドローに不満も、感じるイタリアでの手応え

1ヶ月半ぶりに実戦復帰を果たした冨安 photo/Getty Images

同僚の支えもあってイタリアに適応

日本代表DF冨安健洋が所属するボローニャは24日、セリエA第13節でパルマと対戦。ホームでの戦いながら2度のリードを許す苦しい展開となったが、ラストワンプレイとなったCKの流れから、ブレリム・ジェマイリが値千金の同点ゴールを決め、2-2のドローに持ち込んだ。

10月10日に行われたW杯アジア2次予選のモンゴル戦で、試合終了間際に左足の太腿裏を負傷し、その後の検査で左大腿二頭筋にグレード2の怪我を負っていることが判明した冨安。パルマ戦でセンターバック(CB)の一角としてスタメンに名を連ね、1ヶ月半ぶりの実戦復帰を果たした。ボローニャ移籍後初のCBで、84分までのプレイではあったが、スタメン出場を果たしたフィールド選手の中で、最高となる99パーセントのパス成功率を記録するなど安定したプレイを披露した。

そんな冨安が試合後のインタビューに応じ、「結果には満足できていないです。今日は勝ちたいと思っていたので、この試合の責任を次の試合で果たさなければいけません。ただ個人的には、この困難なリーグに最善の方法で適応することができてきたので、嬉しく思います。チームメイトたちも非常にサポートしてくれているので、感謝していますよ。僕の目標は、できるだけ多くの試合に出場し、自分の力を毎試合発揮することです」とコメントした。伊『TUTTOmercatoWEB』が伝えている。
また、伊『TuttoBolognaWeb』のインタビューでは「フル出場するのかだったり、センターバックでプレイするのかだったりは、気にしていません。僕は求められていることをするだけです。失点せずにピッチを去りたかったんですけど、それができませんでした。何か問題があって交代したわけではありません。足がつっただけです。状況は簡単ではないですが、前だけを向いて前進していかなけれなりません」と話している。

冨安はまだ加入して間もないが、早くもボローニャでの信頼を掴みつつあり、イタリアでの評判も上々だ。この調子で、守備大国のセリエAで輝きを放つことができるのか。

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