モウリーニョの発言がチェルシーファンに火をつけた 「冗談じゃない」

トッテナムの新監督に就任することとなったモウリーニョ photo/Getty Images

記者会見の発言に非難轟々

マウリシオ・ポチェッティーノ前監督の退任を受け、新たにトッテナムの指揮官に就任したジョゼ・モウリーニョ監督。現地時間21日に就任後初めての記者会見に臨んだ同監督だが、その中での発言が一部で話題となっている。

それは「私はこのチームが本当に好きで、ここでは若い選手を探している。若手と一緒に戦ったり、彼らの成長をサポートするのを好まない監督なんて世界中に1人もいないよ。問題なのは、そういった選手を輩出するのに十分な能力を持っていない下部組織を持つクラブで働くことになった時だ」とのコメント。これに対して、過去に同監督が指揮を執ったチェルシーのファンからは非難の声が上がっているという。英『football.london』が伝えている。

「モウリーニョのコメントを見たか? タミー・エイブラハム、メイソン・マウント、カラム・ハドソン・オドイ、ルベン・ロフタス・チーク、フィカヨ・トモリ、リース・ジェイムズ。チェルシーにはこういった優秀な選手がいたのによく言うぜ」
「チェルシーではアカデミー出身の若手を使わなかったのに……。ジョディ・モリスとバトルだな」

「この発言はチェルシーを軽視しすぎてないか? 愚かだ。冗談じゃないよ」

「来月(22日)の直接対決は見ものだな。下部組織出身選手がトッテナムをボコボコにすることを期待したい」

これまで指揮したクラブでは、下部組織出身の若手をほとんど起用せず大型補強でチーム作りを行ってきたモウリーニョ監督。今季優秀なアカデミー出身選手が多数頭角を現しただけに、後半の過去在籍クラブに対する皮肉とも取れる部分にチェルシーファンは怒り心頭のようだ。モウリーニョ政権時にアカデミーの指導にあたっていたジョディ・モリス氏の名前を出しながら、トッテナム新指揮官に物申している。

愛されていたはずが、思わぬ形で古巣ファンの心に火をつけてしまったモウリーニョ監督。いくらライバルクラブの指揮官に就任したとはいえ、「問題なのは〜」の部分は余計だったか。

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