現在レアル・マドリードからは数名の若手有望株がレンタル移籍に出ているが、そのうちの5名が来季に合流することになるのではないかと噂されている。
その5名とは、ドルトムントにレンタル移籍しているDFアクラフ・ハキミ、セビージャのDFセルヒオ・レギロン、レアル・ソシエダのMFマルティン・ウーデゴー、アーセナルのMFダニ・セバージョス、そしてマジョルカにレンタル移籍している日本代表MF久保建英だ。
久保がレアルで定位置を確保できるかは分からないが、英『Football Fancast』はこのプランが上手く機能するのではないかと予想を展開している。
今季もレアルは序盤戦でいくつか試合を落としているが、リーグ戦とチャンピオンズリーグの両方でタイトルを逃すことになれば来夏の補強が必要不可欠となる。とにかくクリスティアーノ・ロナウドの穴を埋める必要があり、大量得点を狙えるスター選手が欲しい。レアルが狙うはただ1人、パリ・サンジェルマンFWキリアン・ムバッペだ。
とはいえ、もちろんムバッペ獲りには超高額な移籍金が必要となる。ムバッペに加えて他にも数名トッププレイヤーを獲得するなどというシナリオは実現しづらいだろう。そこで注目されるのが久保たちレンタル組だ。
来夏のメインターゲットはムバッペ、そして足りない部分にはレンタル組5名を復帰させるというのが同メディアの描くシナリオだ。ムバッペをどう起用するかは分からないが、エデン・アザールと共存することができれば前線はかなり強力なものとなる。
ハキミ、レギロンの2人はサイドバックとして貴重なオプションになるはずで、ウーデゴー、セバージョス、久保は中盤の足りない部分に入ることができる。ウーデゴーとセバージョスはインサイドハーフでもプレイでき、やや手薄な感もある右サイドでは久保、ウーデゴーがプレイできる。そこに今季ブレイクしている18歳FWロドリゴ・ゴエス、負傷で長期離脱しているFWマルコ・アセンシオが加われば人員は十分だ。
来夏に限らず、レアルはムバッペ獲りにこだわっていくだろう。その資金を確保する意味でも、レンタル組のカムバックを有効に機能させなければならない。復帰する場合は久保も壮絶なバトルに巻き込まれることになるが、来夏レアルはどう動いてくるのか。スーパースター・ムバッペ&レンタルバック5名の補強もなかなか楽しみなプランと言えそうだ。
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