かつて鉄壁ディフェンスラインの次世代を担う存在としてユヴェントスに加入したDFは、その期待に応えられないままトリノを去ることとなるのか。ダニエレ・ルガーニが試練の時を迎えている。
2015年夏にエンポリからユヴェントスに加入したルガーニ。当初はレオナルド・ボヌッチ、アンドレア・バルザーリ、ジョルジョ・キエッリーニの3人で構成される強力守備ユニット“BBC”の後継者として期待されていた同選手。昨季まではコンスタントに出場機会を得ていたが、今季マウリツィオ・サッリ監督が新指揮官に就任すると出番が激減。エンポリ時代の恩師とあってプレイタイム増加も期待されたが、結果はその逆となってしまった。クラブが今夏マタイス・デ・リフトという超新星を確保した影響もあるが、キエッリーニが長期離脱しているこの状況でいまだ出場ゼロということは、やはりサッリ監督のチーム構想にこの男は入っていないのか。
ユヴェントスで厳しい状況に立たされているルガーニ。このまま出場機会を得られないようであれば、移籍も視野に入ってくることだろう。実際、現地複数メディアによると、ルガーニは冬の移籍市場でユヴェントス脱出を目論んでいるとの噂も。そんな悩めるDFを狙うライバルクラブがある。現在、セリエAで低迷するACミランだ。
伊『calciomercato』によると、ミランは現在のディフェンスラインに不満を持っているとのこと。実際、前節のローマ戦では最終ラインのミスから失点を許し再起を図る上で負けられなかった一戦で黒星を喫している。守備面の強化を図るなら、ある程度信頼できる実力を備えたルガーニはうってつけの存在と言えるか。
はたして、ミランの最終ラインを救うのはこのユヴェントスで行き場を失った男なのか。25歳DFの去就に注目が集まっている。
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