準決勝で開催国ブラジルを7-1で粉砕するなど、2014ワールドカップを制した当時のドイツ代表は非常に完成度が高いチームだった。
攻撃陣では絶好調だったトーマス・ミュラー、ワールドカップ男のミロスラフ・クローゼ、代表戦になると驚異の力を発揮するルーカス・ポドルスキ、他にもマリオ・ゲッツェ、アンドレ・シュールレなど実力者が揃っていた。しかし、ドイツ代表を指揮するヨアヒム・レーヴがもう1人連れて行きたい意外な選手がいたという。
英『METRO』によると、その選手とは現在ドイツ代表で前線のキーマンとなっているFWセルジュ・ニャブリだ。所属するバイエルンで覚醒したニャブリは、現在24歳のアタッカーだ。
2014年のブラジルワールドカップ当時、ニャブリはまだ18歳。A代表へ招集するには早すぎるようにも思えるが、当時アーセナルに在籍していたニャブリの才能を絶賛する者たちがいたのだ。同じくアーセナルに所属していたMFメスト・エジル、DFペア・メルテザッカーの2人だ。
「私は本当にセルジュを2014ワールドカップへ連れて行きたかった。彼は当時18歳だ。メルテザッカーとエジルの2人が彼のことをスピードがあり、トレーニングでクレイジーだと伝えてきたんだ。ただ、それから彼は怪我に苦しんだからね」
レーヴはこのように振り返っている。あれから5年半の時が経ち、ニャブリがドイツ代表でエースとなる時がきた。今では誰もが認める実力者となっており、EURO2020制覇へのカギを握る選手の1人と言っていい。やや代表定着まで時間はかかってしまったが、エジルとメルテザッカーは当時からニャブリの才能をしっかりと見抜いていたのだろう。
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