チャンピオンズリーグでバイエルン・ミュンヘンに2-7の大敗を喫したのち、今度はリーグ戦でブライトンに0-3で敗れてしまったトッテナム。昨季のCLファイナリストは半年も経たないうちに突如として競争力を失ってしまっている。今季はここまでプレミアリーグにおいて3勝2分3敗の9位。もはや「なかなか調子が上がらない」では済まない話になってきた。
2014年の就任以降、マウリシオ・ポチェッティーノ監督の手腕が疑われる機会はほとんどなかったと言っていいが、このまま現状を立て直せなければクラブは同監督の解任も考えなければいけないだろう。実際、現地では盛んに「ポチェッティーノ解任説」が報じられている。しかし、かつてトッテナムを率いたティム・シャーウッド氏はポチェッティーノ監督が解任されないだろうと睨んでいる。
「ダニエル・レヴィはサッカー界で最も鋭い感覚を持った男の一人だ。彼がポチェッティーノを解任すると思うかい? 彼はクラブの会長職に就いていることで銀行からの信用を得ているんだ。解任なんて考えていないだろうね。たとえポチェッティーノがチームをこれ以上成長させられなかったとしても、監督の任を解くこととなれば彼は怒るだろう」
どうやら、シャーウッド氏はダニエル・レヴィ会長がポチェッティーノ監督のことを自ら手放す選択をすることはないと考えているようだ。続けて同氏はトッテナムの現状についても言及。冬に大改革さえ行えば、トップ4入りもまだ可能との見解を示している。
「トッテナムはこの困難を乗り越えなければならない。CLで決勝トーナメントに進めるチャンスはまだあると思っているよ。私はまだ信じている。冬に大金を投資すればトップ4も夢じゃないね」
『talkSPORT』はこの大改革が実施されることとなれば、MFクリスティアン・エリクセン、DFセルジュ・オーリエ、MFビクター・ワニャマ、DFダニー・ローズの4名が入れ替え候補となると伝えている。はたして、今季のトッテナムはここから巻き返すことができるのか。ファンの我慢の限界は近そうだが……。
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