将来、この快速アタッカーが“白い巨人”に加わることはあるのだろうか。弱冠20歳ながら、現在世界有数のアタッカーとして知られる存在となっているパリ・サンジェルマンのフランス代表FWキリアン・ムバッペ。彼は今夏、レアル・マドリードへの移籍話も一時浮上したが、最終的にはパリで戦い続けることを選択した。しかし、スペインの名門は依然この若者を追い続けているとされ、現地では来夏ムバッペの獲得にレアルがPSGと金銭面で合意した可能性も伝えられている。
そんな中、フランス代表のチームメイトがこの移籍を後押ししているという。それはレアルのDFラファエル・ヴァランだ。同選手は仏『Le Figaro』のインタビューで、ムバッペをレアルに誘っていることを明かしている。どうやら、ヴァランはこの20歳とクラブでも一緒にプレイしたくてたまらないようだ。
「とにかく、僕は常にムバッペと一緒にプレイしたい。フランス代表やそのトレーニング、そしてもちろんクラブでもね。僕は彼のクオリティを知っている。とても素晴らしい選手だ。今季彼はパリにいるけど、未来に何が起こるかはわからない。彼には『レアルに来れば良いことしかないよ』って伝えたよ(笑)」
自分とジネディーヌ・ジダン監督、さらにはカリム・ベンゼマなどといったフランス人がいるから何の気兼ねもなく加入してくれといったところか。たしかに、母国語で話せる相手が多いレアルはムバッペにとって良い環境だろう。
しかし、今のレアルはなかなか調子が出ない。ジダン監督の解任を求める声もファンからは挙がっているのが現状だ。ムバッペが大いにリスペクトするこの指揮官が退団となれば、レアルに移籍する大きなメリットは失われてしまう。ヴァランは直接説得するよりも先に、自軍の成績を向上させることに全力を注いだ方が最終的にムバッペと共闘する近道となるかもしれない。
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