イングランド・プレミアリーグには多数の将来有望な若手が在籍している。それは何も圧倒的な資金力を武器に戦力をかき集める“ビッグ6”の選手だけではない。他の中堅や下位クラブにも注目すべき逸材は多数所属しているのだ。
その中でも、レスターに所属するMFジェイムズ・マディソンの評価は高い。今季トップ6フィニッシュを目指す若手軍団の攻撃を司るこの22歳は、将来のイングランド代表を担うであろう存在として期待されている。チャンスメイカー、ゴールゲッターどちらにおいても一級品になれる素質を備え、昨季はプレミアで7ゴール7アシストを記録。加入時には当時のクロード・ピュエル監督をして「どうしても欲しかった選手。不動の地位を築くかもしれない」と言わしめたほどの逸材だ。
そんなマディソンの才能をレスターのブレンダン・ロジャース監督も絶賛している。英『Daily Mirror』によると、同監督はこの22 歳をかつての教え子の姿に重ねているようだ。マディソンはリヴァプール時代に指導したフェリペ・コウチーニョのようだとロジャース監督は次のように語っている。
「マディソンは大きなポテンシャルを秘めているよ。彼は試合を経るごとに改善するし、ゲームを支配してくれる。ビッグタレントだよ。彼が最高のレベルでプレイできるように毎試合我々は準備をしているんだ。彼はポジションチェンジを繰り返すタイプの選手だ。中央でプレイしたり、サイドでプレイしたりね。彼は私がリヴァプールで指導したコウチーニョを思い出させる。ジェイムズは少し彼に似ているね」
ブラジルの名手を引き合いに出し、自軍の俊英MFを絶賛したロジャース監督。コメントから、その信頼の大きさが見て取れる。
はたして、マディソンはここからどこまで成長するのか。このMFがリヴァプール時代のコウチーニョの域に到達する日は近いかもしれない。
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