マンCはなぜマグワイア獲得しなかった? ラポルテの穴埋めるDFがいない

マンCを指揮するグアルディオラ photo/Getty Images

王者に広がる不安

最終ラインの要だったアイメリック・ラポルテを負傷で失うことになったマンチェスター・シティは、14日に行われたノリッジ・シティ戦でいきなり2-3と敗れてしまった。ノリッジは勢いに乗っているチームではあったものの、それでも3点を奪われての敗北は痛い。

いきなりラポルテの穴を痛感するゲームとなったわけだが、英『Daily Mail』は早くも「なぜシティはハリー・マグワイアを獲得しなかった?」と疑問を投げかけている。今夏イングランド代表DFマグワイアにマンCが関心を示していたのは事実だが、最終的にマグワイアを獲得したのはマンチェスター・ユナイテッドだった。

マンCもまさかこれほど早い段階でラポルテを欠くことになるとは予想していなかっただろうが、ラポルテが離脱すると守備は一気に脆くなったように見えてしまう。ノリッジ戦ではDFニコラス・オタメンディが信じられないミスからペナルティエリア内でボールをロストし、そこから失点してしまう珍プレイまで起きた。あれもラポルテならば起きなかったミスだろう。
またセットプレイからの失点が続いていることも気にかかる。これはラポルテがいた時から続いているのだが、今回のノリッジ戦も相手の1点目はコーナーキックからだった。2-2で引き分けたトッテナム戦では決してサイズがあるわけではないFWルーカス・モウラにコーナーキックから頭でネットを揺らされ、リヴァプールとのコミュニティ・シールドでもセットプレイの流れから失点している。

マグワイアは空中戦に強みを持つ選手で、マグワイアがいればセットプレイの守備にも変化が起きたかもしれない。マグワイアを逃したことを後悔しても遅いが、マンCは次のゲームで守備を立て直せるのか。強豪と呼べるチームとの対戦はしばらく予定されていないが、11月に入ればリヴァプール、チェルシーとの連戦も控える。この時までにはラポルテを欠いた中での守備戦術を整えておきたいところだ。

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