トッテナムの調子が上がらない。マウリシオ・ポチェッティーノ監督に率いられ、昨季補強ゼロながらチャンピオンズリーグ準優勝という成績を残した同クラブは今季プレミアリーグで1勝1分1敗。第2節で早速王者マンチェスター・シティと対戦したとはいえ、好調な滑り出しとは言えない戦績だ。
なかでも第3節でニューカッスル相手に落とした試合は痛かった。FWハリー・ケインがペナルティエリア内で倒された際の微妙な判定こそあったものの、大勝をおさめても何らおかしくはない相手だ。試合を通して80%近いボールポゼッションを記録していたこともそれを物語っている。思えば、トッテナムが格下相手に勝ち星を取りこぼす傾向は昨季後半戦から見られていた。それを裏付けるものとして、英『The Sun』が興味深いデータを紹介している。
同メディアが示したのは、昨季も含めたリーグ戦直近15試合の戦績だ。トッテナムは4勝3分8敗。これは昇降格組を除いた全17チーム中ワースト3位の数字。ここ最近、いかにトッテナムが勢いを失っているかが見て取れる。
そして、次節はアウェイで宿敵アーセナルとの大一番。そろそろ意地を見せたいところだが、こちらにもトッテナムにとって不吉なデータが。彼らは現在リーグ戦のアウェイゲームで7試合勝利から遠ざかっているのだ。最後に勝利したのは昨季第23節のフラム戦。敵地での勝負弱さは際立っている。
ネガティブなデータが多いトッテナムだが、ここから逆襲となるか。そろそろエンジンをかけたいところだ。
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