[MIXゾーン]湘南の勢いを削いだのはこの男! 鳥栖の連勝の“立役者”は……

途中出場でチームに勢いをもたらした豊田 photo/Getty Images

ターゲットマンとして機能

明治安田生命J1リーグの第23節が17日に行われ、サガン鳥栖が湘南ベルマーレに3-2で勝利した。

鳥栖は25分と41分にFWイサック・クエンカがゴールを挙げ2点を先行したものの、43分と57分に失点を喫し、リードをふいに。特に後半は湘南のハイプレスに手を焼き、自陣後方からのビルドアップがままならなかったが、81分に投入されたFW豊田陽平(34歳)が試合の流れを変えた。同選手は持ち前のジャンプ力や頑強な肉体を活かして制空権を握ると、ターゲットマンとして機能。2-2の同点で迎えた後半アディショナルタイムにはダイビングヘッドでFW小野裕二のクロスの軌道を変え、DF金井貢史のゴールをアシストした。豊田はミックスゾーンで報道陣の取材に応じ、自身のプレイを振り返ってくれた。

「今日に限ってはロングボールで相手を押し込もうと。変に自分が(中盤へ)下りるのではなく、なるべく高い位置に立って相手のディフェンスラインを下げさせながらロングボールに対応して、相手の背後にも抜けるということを徹底してほしいと監督から言われていました。(自分が交代で)入ったら明確に変化を加えないといけないので、自分のできることであったり、強みを出すということを最近は意識しています。監督としても僕としても、『(点を取りに)行くぞ!』というサインは出せたと思いますし、今は神懸かっていると言えるくらい、(チームとして)良い勢いで得点を奪えているんじゃないかなと思います」
豊田の投入によりボールの預けどころがより明確になった鳥栖は、ロングボールで湘南のハイプレスを回避。プレスを空転させられた湘南は徐々に自陣へ追いやられ、これが鳥栖の試合終盤の波状攻撃、及び金井の決勝ゴールに繋がった。前節(セレッソ大阪戦)の後半アディショナルタイムにも決勝ゴールを挙げるなど、スーパーサブとして抜群の存在感を示している豊田だが、今後もゴールやアシストを量産し、鳥栖をJ1残留へと導けるだろうか。

【湘南vs鳥栖、ハイライト動画】

参照元:youtube


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