フェリックス、ヨビッチ リーガで起こる”ストライカー改革”に注目すべし

レアルが獲得したヨビッチ photo/Getty Images

各クラブが点取り屋獲得へ奔走

今夏のリーガ・エスパニョーラで起きたのが、「ストライカー改革」だ。各クラブが点取り屋の補強に力を入れることになり、思惑通りに進むのかスペイン『as』が注目しているのだ。

強豪クラブから見ていくと、バルセロナはアントワーヌ・グリーズマンを加えた。その得点力はアトレティコ・マドリードでも証明されており、リーグ戦でも20点以上は狙える実力者だ。リオネル・メッシ、ルイス・スアレスらとどう絡んでいくのかは楽しみで仕方ない。

グリーズマンを失ったアトレティコは、代わりにベンフィカからジョアン・フェリックスを獲得。フェリックスも昨季はベンフィカで20得点を記録しており、得点力は高い。チャンスメイクからフィニッシュまで、あらゆる形でゴールに絡むことが期待されている。1億2600万ユーロの移籍金が適正なものだったのか試されるシーズンとなる。
レアル・マドリードは、フランクフルトからルカ・ヨビッチを獲得。まだカリム・ベンゼマがいるものの、得点力ならヨビッチも負けてはいないはず。昨季は全てのコンペティション合わせて27の得点を記録しており、リーガでも得点量産に期待がかかる。

積極的だったのはセビージャも同じだ。セビージャは冬に獲得していたムナス・ダブールが加入。ザルツブルクで得点王も獲得している注目の点取り屋だ。さらにPSVから昨季エールディヴィジ得点王のFWルーク・デ・ヨングも獲得している。

他にもレアル・ソシエダは昨季ドルトムントからレンタルでオランダのヴィレムIIに加入していたアレクサンデル・イサクを獲得。イブラ2世とも言われる昨季19ゴールの大型点取り屋だ。

バレンシアはセルタで昨季13得点を記録していたマキシ・ゴメスを加え、乾貴士が復帰したエイバルは昨季スペイン2部デポルティーボで20得点を挙げたキケ・ゴンザレスを加えている。

彼らが期待に応えるかは分からないが、今季の注目ポイントの1つが前線にあるのは間違いない。この前線改革がフィットするのはどのクラブなのか。

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