相手のチャンスの芽をことごとく潰す守備的なタイプやチャンスを作り出す攻撃的なタイプ、さらにはその両方をこなすマルチな才能を持った選手がひしめき合うポジション。それがMFだ。同じポジションであるのに、ここまで様々な特性を持った選手が揃っているのもおもしろい。
では、その中で現在「世界最高」なのは誰なのか。もちろん、すべての選手を一緒くたにして比べるのは難しい。だが、英『sportskeeda』がその難題に挑戦。同メディアはランキング形式でトップ10を選出している。
10位 ファビーニョ(リヴァプール/25歳)9位 フレンキー・デ・ヨング(バルセロナ/22歳)
8位 ミラレム・ピャニッチ(ユヴェントス/29歳)
7位 イヴァン・ラキティッチ(バルセロナ/31歳)
6位 ダビド・シルバ(マンチェスター・シティ/33歳)
まずは10位から6位。9位には今夏バルセロナに加入したフレンキー・デ・ヨングが入った。いまだ5大リーグでのプレイ経験がない選手では唯一の選出となっている。しかし、その実力は誰もが認めるところ。新天地で活躍し、さらにその評価を高めることができるか。
その一方で、6位にはベテランのダビド・シルバがランクイン。昨季は怪我こそあったものの、出場するたびに存在感を放っていた。今季がマンCでのラストイヤーであることを宣言している名手だが、その力に衰えは見えない。
5位 セルヒオ・ブスケッツ(バルセロナ/31歳)
4位 ポール・ポグバ(マンチェスター・ユナイテッド/26歳)
3位 クリスティアン・エリクセン(トッテナム/27歳)
2位 エンゴロ・カンテ(チェルシー/28歳)
1位 ベルナルド・シウバ(マンチェスター・シティ/24歳)
5位と4位にはそれぞれバルセロナのセルヒオ・ブスケッツとマンチェスター・ユナイテッドのポール・ポグバが入った。両者ともこの手のランキングでは常連と言えるだろう。トップ3に名を連ねてもおかしくはない実力者だ。
3位はトッテナムのクリスティアン・エリクセン。惜しくも準優勝に終わったが、昨季同クラブをチャンピオンズリーグ決勝に導いた功績は偉大だ。同メディアは「トッテナムでソン・フンミンとハリー・ケインが点を取れるのは彼のおかげ」と、この27歳大絶賛している。
惜しくも2位となったのは“チェルシーの肺”ことエンゴロ・カンテだ。圧倒的なまでの運動量で相手のチャンスを潰す彼の守備面における貢献度は計り知れない。昨季はマウリツィオ・サッリ監督の下、インサイドハーフとしての出場が多かったが今季は本職のアンカーで起用されることが濃厚。今季終了後には1位の座を奪取している可能性も十分にある。
そして、今回のランキングで見事1位に輝いたのはマンチェスター・シティのベルナルド・シウバだ。開幕当初、ジョゼップ・グアルディオラ監督に「彼が今季重要な選手になる」と予言された男は見事期待通りの活躍を披露。チームのプレミア連覇ならびにイングランド史上初の国内3冠達成に多大な貢献を果たした。マンCの攻撃を司った彼のパフォーマンスは、「世界最高MF」と呼ぶにふさわしいものだったと言えるだろう。
もちろん、誰が「世界最高」なのかは選出する人によって変わってくるはず。しかし、今回の選出された10名もランクインするに値する選手であることは確かだ。はたして、彼らは2019-20シーズンもその実力を思う存分発揮することができるのか。新シーズンの開幕が待ちきれない。
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