苦境のチェルシーを救えるか
長きにわたりチェルシーの中心選手として活躍し、今夏に同クラブの監督に就任したフランク・ランパード氏。日本時間11日に初陣であるボヘミアンFC(アイルランド1部)とのプレシーズンマッチに臨んだものの、1-1の引き分け止まりに。この結果を受け一部のチェルシーサポーターがランパード体制に不安を抱いたようだ。
英『BBC SPORT』によると、チェルシーがクラブ公式Twitterアカウントを通じてボヘミアンFC戦の結果を伝えたところ、同クラブのサポーターがこの投稿のコメント欄に「思い出をありがとう、フランク。だけどもうその時(辞める時)だ」と綴ったとのこと。このサポーターのツイートには「#LampardOut(ランパード辞めろ)」のハッシュタグが添えられていた。同クラブ公式Twitterアカウントのコメント欄にはこの他にも「恥ずかしい。サッリ(前監督)を連れ戻すんだ」、「僕たち(の新シーズン)はもう終わった」などの声が寄せられているほか、先述のタグは英国内におけるTwitterのトレンドワードとなった。
無論、プレシーズンマッチの結果だけで新監督の手腕を評価するのは早計だが、チェルシーのサポーターとしては早く目に見える結果が欲しいという一心なのだろう。エデン・アザールのレアル・マドリード移籍、FIFA(国際サッカー連盟)より科せられた今夏と来冬の選手補強禁止処分など苦難続きのチェルシーだが、ランパード監督は愛する古巣を救うことができるだろうか。