新シーズンのトップ4入りへアーセナルは何から手をつけるべきなのだろうか。英『FourFourTwo』が簡単に5つのポイントを紹介している。
1.新たなセンターバックの獲得
真っ先に挙げられたのがセンターバックの補強だ。ウナイ・エメリ体制に変わって守備が強化されるかと思われたが、昨季もリーグ戦の失点数は50を超えた。フィルジル・ファン・ダイクを加えたリヴァプールが堅守のチームに生まれ変わったことを考えると、1人か2人実力者を加えるだけで守備はガラリと変わる。何よりもまず手をつけるべきは守備だろう。
2.左サイドバックの獲得
ベテランとなり身体能力に疑問符がつけられているナチョ・モンレアル、サイドバックとしては守備に不安があるセアド・コラシナツ。同メディアはこの2人に満足していない。特にコラシナツに関しては3バックのウイングバックとして起用した場合には攻撃力を披露してくれるが、4バックでプレイさせるには守備に難があると捉えられている。セルティックのキーラン・ティアニー獲得に本腰を入れているようだが、センターバックと同様に左サイドバックも強化すべきポイントか。
3.ウイングの確保
ここは最近も話題に挙がっているポジションだ。アレックス・オックスレイド・チェンバレン、アレクシス・サンチェス、テオ・ウォルコットを失って以来、ワイドな位置からドリブルで仕掛けられる選手が不足していると同メディアは伝えており、縦への推進力をプラスする選手が欲しい。
今ターゲットになっているのはクリスタル・パレスのウィルフリード・ザハだが、移籍金が高額すぎる。その半分は守備の補強に回した方が賢明で、ザハ1本に絞るやり方に同メディアは否定的だ。
4.エジル問題の解決
エジルは給与が高額すぎるという問題からサポーターの怒りを買ってきたが、今のところエジルを欲しがるクラブは多くない。アーセナルは早急にエジルの将来を決めなければならない。一部ではオファーがないことから残留の可能性まで噂されているが、その場合にもエメリは天才司令塔エジルをどう扱うのかはっきりさせる必要があるだろう。
5.チームの計画
アーセン・ヴェンゲルが若手を中心にチームを作り始めた時、サポーターは数年後に大きな期待をかけてきた。理想の結果とはならなかったが、まだ未来が見えるとサポーターも我慢していたのだ。ところが、同メディアは今のチームにそうした将来的なプランがあるように見えないと指摘している。補強方針も今ひとつ定まらず、リストアップしている選手の中には30代目前の者も多い。
ユースの若手選手を含め、もう少しチームとしての方針をはっきりさせる必要があると同メディアは考えている。それがはっきりすればサポーターも納得するはずだが、エメリ率いるアーセナルは具体的に何年後のリーグ制覇をイメージしているのだろうか。
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