2017年冬に7500万ポンドの移籍金でリヴァプールへ移籍したDFフィルジル・ファン・ダイクを筆頭に、近年は高額な移籍金のかかるDFが話題を集めている。しかし、移籍金額が実力の全てを証明するわけではない。移籍金が安価でも優れた能力を持つDFは数多い。
そこで英『Squawka』は、過小評価されているセンターバックを5名リストアップ。新たなセンターバックを探すクラブにオススメしている。
1.アイサ・マンディ(レアル・ベティス/27歳)
キケ・セティエンの下で攻撃的なサッカーを展開していたベティスにおいて、最終ラインの要となっていたのがアルジェリア代表の27歳DFマンディだ。特長的なのは足下の技術で、センターバックとしては2018-19シーズンのリーガ・エスパニョーラ最多となる2387本のパスを成功させている。この足下の技術は大きな武器となる。
欠点としては2018-19シーズンに10枚もイエローカードを受けているところだが、同メディアはその激しさもフィジカルコンタクトの激しいプレミアリーグならばプラスに働くのではないかと期待している。
2.アルマンド・イッツォ(トリノ/27歳)
同メディアがモンスターと称したイッツォは、パス成功率こそ78.04%と高くない。しかし、守備の部分では高い能力を備えている。2018-19シーズンはセリエAでボールリカバリー数252回、インターセプト87回を記録しているが、これはセリエAのセンターバックの中では1位の数字だという。また、空中戦のデュエルも118回勝利しており、これはリーグ2番目だ。
ビッグクラブでの経験は不足しているものの、こうしたハードな守備力を求めているクラブは多いはず。
3.クリストフ・エレル(ニース/26歳)
2018-19シーズンのニースはやや消化不良な7位という順位だったが、チームの失点数は35点に抑えられていた。これは優勝したパリ・サンジェルマンと並んでリーグで2番目に少ない数字だ。エレルは33試合プレイしており、この堅守に貢献。空中戦勝率は62.73%を記録しており、元バイエルンのダンテとのコンビを高く評価されている。
4.ニコ・エルベディ(ボルシアMG/22歳)
スイス代表ではドルトムントのマヌエル・アカンジ、ニューカッスルのファビアン・シェアがセンターバックのコンビを組むことが多いが、ロシアワールドカップのメンバーにも選ばれていた伸び盛りのエルベディも要注目だ。
2018-19シーズンはボルシアMGの主力として活躍し、ボールリカバリー数157回、インターセプト数48回など印象的な数字を残している。まだ学ぶべき点は多いと伝えられているが、足下の技術にも特長がある期待のセンターバックだ。
5.サリフ・サネ(シャルケ/28歳)
サネといえば、ロシアワールドカップで日本代表とも対戦したセネガル代表でカリドゥ・クリバリとコンビを組む長身のセンターバックだ。196cmものサイズを誇り、2018-19シーズンはブンデスリーガでもセンターバック最多となる119回の空中戦勝利を記録している。セネガルではナポリでプレイするクリバリが高い評価を得ているが、サネもかなりの実力者だ。また、2018-19シーズンにサネは4得点を記録するなど、セットプレイでもその高さは脅威となる。
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