ここ最近は若手日本人選手が海外移籍へ踏み切るケースも増え、久保建英のレアル・マドリード行きの話題も日本のサッカーファンに大きな衝撃を与えた。しかし、今から8年前には久保のレアル行きにも負けないビッグな移籍が実現した。
FW宇佐美貴史のバイエルン移籍だ。子供の頃より天才少年と言われていた宇佐美は、2011年夏にガンバ大阪からバイエルン移籍を実現させた。若い日本人選手がドイツ最大のクラブであるバイエルンに引き抜かれる衝撃はかなり大きかった。
しかし、ドイツで宇佐美は苦しんだ。バイエルンに若き日本人アタッカーが割って入る場所はなく、さすがにフランク・リベリやアリエン・ロッベンの壁は高すぎた。
その後もホッフェンハイム、アウグスブルクで苦戦。2017年夏に移籍したブンデスリーガ2部のデュッセルドルフでは原口元気とともに1部昇格に大きく貢献したが、1部に上がった今季は再び失速してしまった。中堅クラブとなると守備の時間も長く、宇佐美の良さを活かす機会が限られてしまう。
しかし、宇佐美がドイツで輝きを放つ場面もあった。今回ブンデスリーガ公式は宇佐美のガンバ大阪復帰に合わせ、ブンデスリーガで決めたベストゴールを3つリストアップしている。才能は申し分なく、27歳の年齢を考えてもガンバ大阪で得点を量産できるだろう。浪速の天才がまばゆい輝きを放つ展開に期待したい。
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