ドンナルンマでもマルティネスでもない マンUのGK問題を解決できる“ワイルドカード”あり

アントワープでプレイするラメンズ Photo/Getty Images

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ベルギーで注目されるラメンズ

マンチェスター・ユナイテッドはGKをめぐる問題に揺れている。正GKと目されていたアンドレ・オナナの立場がどうやら怪しい。開幕戦でも姿を見せず、負傷によるものと思われていたが、ルベン・アモリム監督は試合後に負傷が理由ではないと明かしている。

開幕戦に出場したのはアルタイ・バユンドゥルだったが、コーナーキックの場面で正確にパンチングできずボールを逸らしてしまい、リッカルド・カラフィオーリに詰められて失点。不安定さを露呈してしまった。では39歳のトム・ヒートンが解決策になるかといえば、これも疑問だ。

今夏獲得の噂が上がったのは2名で、アストン・ヴィラのアルゼンチン代表GKエミリアーノ・マルティネス、そしてパリ・サンジェルマンのイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマだ。いずれも国際大会のトロフィーを獲得したことがあるトップクラスの実力者だが、交渉が進展している様子はない。
そんななか『METRO』は、第3の“ワイルドカード”があると主張している。ベルギーのアントワープで活躍するセネ・ラメンズだ。

平均セーブ率81.4%という驚異の数値を誇り、「クルトワ2世」と呼ばれることもある23歳は、以前からたびたび噂に上がっていた。クロス対応も得意としており、同紙によれば昨季ヨーロッパのトップリーグのなかで5番目に優れた数値を持つ。さらに昨季は5本のPKをストップし、これも同選手の名声を高めるのに一役買った。今年3月にはベルギー代表としてネーションズリーグのプレイオフを戦うメンバーにも選ばれた実力者だ。

もちろん経験値の面で不安はあるが、INEOSがマンUのイニシアチブを得て以降、ベテラン選手を巨額の報酬で手にいれる以前のようなやり方は財政改善の面からも避けられる傾向があり、こういった若手を育てるほうが今のやり方に合っているかもしれないと同紙は報じた。

移籍市場の期限は刻々と迫っているが、マンUは新たな守護神を迎えるのだろうか。


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