[移籍]川崎MFカイオ・セザール、長崎へ武者修行「成長して帰ってきたい」

長崎へ期限付き移籍することを決断したカイオ・セザール photo/Getty Images

半年間の期限付き移籍

明治安田生命J1の川崎フロンターレに所属するブラジル人MFカイオ・セザールが、J2のV・ファーレン長崎へ期限付き移籍することが決まった。双方のクラブが、公式サイトを通じて発表している。なお、移籍期間は2019年6月20日から2020年1月1日までとなっている。

現在23歳のカイオ・セザールは、母国クラブのヴィラ・ノヴァでプロとしてのキャリアをスタートさせると、アヴァイとトンベンセを経て、2018年8月に川崎へ移籍。加入1年目となる昨季は公式戦のピッチに立つことができず、今季もJ1で1試合、AFCチャンピオンズリーグで1試合に出場したのみとなっていた。

川崎の公式サイトを通じて「来日してからここまで、どんな時も温かくサポートを続けてくれるフロンターレのサポーターの皆さんには、いつも感謝の気持ちでいっぱいです。ただ、皆さんの期待に応えようと、ピッチの中でチームの力になるという自分の目標にはまだ達していません。ここから半年間、新たな強い気持ちで長崎で戦うことでさらに成長できると考え、このタイミングでの期限付き移籍を選びました。少し離れてしまいますが、これからも見守っていてください。成長してフロンターレに帰ってきたいと思います。いつも本当にありがとうございます」と成長を誓っている。
また、長崎の公式サイトでは「川崎フロンターレから期限付き移籍にてお世話になることになりましたカイオ セザールです。今回、このようなチャンスをくださったV・ファーレン長崎のすべての皆さんに感謝しています。新たな環境で戸惑うこともあるかと思いますが、チームの勝利のため、J1昇格のため、そして自分のために、出来ることを精一杯やりたいと思います。皆さんにお会いできることを楽しみにしています」と意気込みを語った。

193センチの恵まれた体格による強靭なフィジカルと、ブラジル人らしいしなやかさを持つカイオ・セザール。主戦場とするボランチだけでなく、ブラジル時代にはトップ下やウイングなどでもプレイしている。J1よりもJ2は試合数が多く過密日程のため、複数のポジションをこなすことができる同選手は、長崎にとって貴重な存在となるかもしれない。新天地での武者修行で、成長を遂げることができるのか。

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