[CL]リヴァプールが14季ぶりのCL制覇! 昨季の悔しさ乗り越え
14シーズンぶりのCL優勝を決めたリヴァプール photo/Getty Images
2発快勝で欧州の頂点に
現地時間1日にチャンピオンズリーグ決勝が行われ、トッテナムとリヴァプールのイングランド勢同士が激突した。
昨季の雪辱に燃えるリヴァプールは、プレミアリーグで得点王に輝いたFWモハメド・サラーとFWサディオ・マネが揃ってスタメン入り。また、負傷により準決勝2ndレグなどを欠場していたFWロベルト・フィルミーノも復帰し、大一番で強力3トップが再結成となった。一方で悲願の初優勝を目指すトッテナムは、準々決勝で負った怪我により出場が危ぶまれていたFWハリー・ケインがスタメンに復帰。MFクリスティアン・エリクセンやFWソン・フンミンらが先発に名を連ねた。
試合は意外な形で幕を開ける。開始早々、ペナルティエリア内でリヴァプールのマネがクロスを供給。これがトッテナムのシソコが広げた手に当たり、PKの判定が下された。このPKをサラーが冷静に沈め、リヴァプールが先制に成功する。その後は反撃に出たいトッテナムがボールを握るも、リヴァプールはソン・フンミンとハリー・ケインへのパスを徹底的に遮断してカウンターを狙う。16分にはアレクサンダー・アーノルド、37分にはロバートソンがそれぞれ強烈なミドルシュートを放ち、トッテナムゴールを脅かす。両サイドバックが積極的にチャンスを創出したリヴァプールだが、追加点は奪えず。試合は1-0で後半を迎えることとなった。
後半に入るとトッテナムはロングボールを駆使しながら、サイドバックを起点にゴールへと迫る。79分にはソン・フンミンの強烈なミドルシュートを放つも、これはGKアリソンがセーブ。84分にもエリクセンの直接フリーキックが枠を捉えたが、またもアリソンが好反応を見せた。トッテナムにゴールの匂いがしてくるも、その前にはリヴァプールの守護神が立ちはだかる。するとリヴァプールは87分、右コーナーキックからファン・ダイクが競ってこぼれたボールを拾ったマティプが丁寧につなぎ、オリギが左足を振り抜く。ボールはゴール右隅に吸い込まれ、トッテナムにトドメを刺した。
試合はそのまま終了し、リヴァプールが2-0でトッテナムを撃破。14シーズンぶりのCL制覇を達成した。一方のトッテナムはクラブ史上初の優勝という夢を、リヴァプールに打ち砕かれることとなってしまった。
[スコア]
リヴァプール 2-0 トッテナム
[得点者]
リヴァプール:サラー(2:PK)、オリギ(87)
トッテナム:
[スターティングメンバー]
リヴァプール:アリソン、アレクサンダー・アーノルド、ファン・ダイク、マティプ、ロバートソン、ファビーニョ、ヘンダーソン、ワイナルドゥム(→ミルナー 62)、サラー、マネ(→ゴメス 90)、フィルミーノ(→オリギ 58)
トッテナム:ロリス、トリッピアー、アルデルヴァイレルト、フェルトンゲン、ローズ、ウィンクス(→モウラ 66)、シソコ(→ダイアー 74)、エリクセン、デル・アリ(→ジョレンテ 82)、ソン・フンミン、ケイン