0トップで蘇ったドルトの”天才” 「みんな僕のキャリアが終わると……」

ドルトムントのゲッツェ photo/Getty Images

困難を乗り越えて掴んだ光

今季ブンデスリーガで2位に入ったドルトムントでは、天才と呼ばれてきた2人が躍動した。まず1人は攻撃陣を引っ張ったマルコ・ロイスで、得点からアシストまでフル稼働。怪我が続いていたため満足にプレイできない時間も長かったのだが、今季はドイツサッカー界屈指の才能の持ち主であることを証明してくれた。

そしてもう1人。開幕当初は構想外かとも思われたが、徐々に0トップなどで存在感を放ち始めたマリオ・ゲッツェのことも忘れてはならない。以前のような得点力が失われたとの意見もあったのだが、年明け以降は6得点4アシストを記録するなどチームの上位進出に大きく貢献した。

ゲッツェといえば2017年の2月に代謝異常が発覚し、そこから見事にカムバックしてきた選手だ。ブンデスリーガ公式によると、ゲッツェも近年は苦しいシーズンが続いていたと振り返っているが、今季は再びフットボールを楽しむことができたと手応えを口にしている。

「今季僕を応援してくれたサポーターに感謝を伝えたい。僕にとっては非常に特別なもので、僕たちは一緒に駆け抜けたんだ。メッシとの比較は僕にとってベストなものではなかった。みんなが僕に大きなことを期待していて、メンタル面でも簡単ではなかったんだ」

「ブラジルワールドカップからの2年間、フィットネスにも問題が出始めた。トレーニングに打ち込んでいたけど、多くの痛みがあった。僕の体が壊れたように感じたよ。最終的に代謝異常と診断され、多くの人は僕のキャリアが終わると口にしていたんだ」

それでもゲッツェは復帰を果たし、今季ルシアン・ファブレの下で重要な存在となることに成功した。ここまで早くゲッツェがリズムを取り戻すと予想していた人は多くなかったはずだ。

「個人的にアップダウンはあった。この旅がどこへ向かうのかは分からない。ただ、このクラブは僕にとってスペシャルなものだと言いたい。またフットボールを楽しめるのが嬉しいよ」

果たしてドルトムントは来季こそバイエルンを捕まえられるだろうか。今季の戦いで手応えは掴めたはずで、もう1度頂点に立ちたいところだ。

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