今季はわずかに1ゴール
2017年にマンチェスター・シティからレスターに加入したナイジェリア代表FWケレチ・イヘアナチョ。彼はプレミアリーグで今季30試合に出場したものの、奪ったゴールはわずかに1点。思うような結果を残せてはいない。
加えて2月にブレンダン・ロジャース監督が新指揮官に就任して以降、イヘアナチョの出番は6試合。すべてが試合終盤での投入だったため出場時間も合計43分しかない。はたから見れば今夏の放出候補として見られても仕方のない状況だ。しかしロジャース監督は彼を来季の戦力としてみなしている。英『talkSPORT』が伝えた。
「イヘアナチョはプランの一部さ。彼は新しいクラブに適応したばかりだ。リーグで最高のストライカーであるジェイミー・バーディに挑戦するのは難しいことだよ。彼はプレシーズンでカムバックする。クオリティを示せば彼のモチベーションは一新されるし新たな確証と信頼を得て今の状況から抜け出すことになる。非常によくやっているよ。彼は自分が得点しなければいけないことを知っている。ファンタスティックな若手だし、うまくいけば今まで以上のものを見せてくれるよ」
ロジャース監督はイヘアナチョに大きな信頼を寄せていることがうかがえる。今季のパフォーマンスでここまで信じてもらえることをイヘアナチョは意気に感じていることだろう。来季は指揮官の期待に応えるためにも大爆発といきたいところだ。
今季のレスターはプレミアを9位でフィニッシュした。悪くはないが、昇格組のウォルバーハンプトンが7位に食い込んだことを考えると悔しい順位ともいえる。MFジェイムズ・マディソンやDFベン・チルウェルといった活きのいい若手が主力として定着しただけに、来季は巻き返しを図りたい。その中にイヘアナチョはレギュラーとして絡んでいくことができるのか。ロジャース監督が言及したように、まずはプレシーズンマッチが試練となる。