「彼が来たいということであれば......」
ポルト、チェルシー、インテル、レアル・マドリードなどの監督を歴任し、2016-2017シーズンよりマンチェスター・ユナイテッドを率いていたジョゼ・モウリーニョ氏。アレックス・ファーガソン監督の勇退以降、芳しくない戦績を残していた同クラブの立て直しを託されたものの、今季序盤の成績不振により昨年12月に同クラブ指揮官の職を解かれている。
バイエルン・ミュンヘンやパリ・サンジェルマンなどが赴任先候補に挙げられているなか、リヨンのジャン・ミシェル・オラス会長が仏『Canal+』のインタビューに対応。現在フリーの身であるモウリーニョ氏の招聘に意欲を示した。
「モウリーニョのことは大好きだよ。(招聘するには)給料が高すぎる? そうは思わないね。まだ交渉は始まっていないが、私は(前々から)彼の招聘を夢見ているんだ。彼がこのクラブに来たいということであれば、我々は拒んだりはしないよ」
「私が思い描いているのは“5つ目のリーグ”で優勝し、3度目のチャンピオンズリーグ制覇を成し遂げることだ」とモウリーニョ氏が3月に行われた『Canal+』のインタビューで語っていることから、同氏が既に優勝を経験しているプリメイラ・リーガ(ポルトガル)、プレミアリーグ(イングランド)、セリエA(イタリア)、リーガ・エスパニョーラ(スペイン)ではなく、まだ挑戦したことがないリーグ・アン(フランス)の強豪クラブへの赴任を決断する可能性は排除できない。現在リヨンを率いているブルーノ・ジェネジオ監督の契約は今季限りで満了を迎えるが、今後同クラブやモウリーニョ氏はどのような動きを見せるだろうか。