今季はロナウドの影響で影薄く
クリスティアーノ・ロナウドの大活躍もあってセリエA8連覇を果たしたユヴェントス。今季は新加入のロナウドがチームを引っ張ったシーズンだったが、その影響か少し影が薄かったのがFWパウロ・ディバラだ。先発を外れる機会もあり、今夏の退団説まである。チームの10番を背負っているものの、チームの中心になりきれていないのが現状だ。
伊『sky SPORT』によると、そんなディバラに厳しいアドバイスを送ったのがクラブOBアンドレア・ピルロだ。ピルロはディバラが苦戦している原因がチームにあるわけではないと指摘しており、ユヴェントスというビッグクラブでプレイする意味を理解してほしいようだ。
「ディバラの価値は減少しているが、それはユヴェントスが原因ではない。心理的な問題だと思う。クリスティアーノ・ロナウドのようなストライカーとプレイすることはハッピーなはずだし、偉大なるチャンピオンから学べることを喜ぶべきだ。ディバラはユヴェントスのためにプレイしていることを理解する必要がある。中堅チームではないんだ。みんなが彼をサポートするだろうが、彼はバッテリーを再充電しないと」
ディバラの才能は誰もが認めるところだが、今季はリーグ戦5得点6アシストに留まった。ロナウドが加わったことでチームの戦い方が変わった部分もあり、ディバラにとってやりにくさもあるはず。ロナウドが中心になることは開幕前から予想されていたことだが、ディバラは来季輝きを取り戻せるのか。ユヴェントスは来季もロナウドが中心となるはずで、ディバラもクラブも悩む夏となりそうだ。