プレミア最高の左SB!? バルサでポジション掴めなかった男が残す驚異の数字

エヴァートンのディーニュ photo/Getty Images

A・ロバートソンより上なのか

現プレミアリーグ最高の左サイドバックは誰かと問われれば、リヴァプールのアンドリュー・ロバートソンを挙げる人も多いだろう。ロバートソンは豊富な運動量に加え、相手を振り切るスピードがある。クロスの質も良く、ここ2シーズンほどのパフォーマンスで一気に世界トップレベルの仲間入りを果たした印象だ。

しかし、ロバートソンだけがダントツのNo.1というわけではない。英『Liverpool Echo』はロバートソンに対抗できる選手としてエヴァートンDFリュカ・ディーニュの名前を挙げている。エヴァートンといえば長年レイトン・ベインズが左サイドバックで絶対的な地位を築いていたが、ベインズも34歳とベテランだ。今季は昨夏バルセロナからやってきたディーニュにポジションを譲る格好となっている。

同メディアは今回ディーニュのパフォーマンスをロバートソン、レスター・シティのベン・チルウェル、トッテナムのダニー・ローズ、マンチェスター・ユナイテッドのルーク・ショーらプレミアを代表する実力派レフトバックと比較しているが、数字で見てもディーニュは非常に優れた記録を出している。
まずディーニュは左サイドバックながら今季リーグ戦で3得点奪っている。これはこの5人の中で最多の数字だ。アシストも4つ記録しており、これは6アシスト決めているロバートソンに次いで2位だ。攻撃面では十分すぎるほどの働きを見せていると言えよう。また、チャンスに繋がるキーパスの本数は1試合平均0.51本を記録。これはローズ(0.5本)、ロバートソン(0.35本)を抑えて1位だ。

守備では1試合平均インターセプト数5.7本を記録。ショーが5.43本、チルウェルが5.34本、ローズが4.61本、ロバートソンは3.61本となっており、ディーニュが最多だ。この数字はチームスタイルに左右される部分もあるが、ディーニュは今季最高のレフトバックと評価されても不思議はないほどの成績を残している。

ディーニュはバルセロナでこそ定位置を掴めなかったが、ローマやパリ・サンジェルマンなど強豪クラブでプレイしてきた実績を持つ。プレミアリーグでもトップレベルの数字を記録するだけの実力があり、十分にプレミア最高の座を争える選手だ。

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