トゥヘル・PSGは正しい道進んでいるのか CLに続き国内でも躓く現状

PSGを指揮するトゥヘル photo/Getty Images

盤石の状態とは言い難い

昨夏にトーマス・トゥヘルを指揮官に迎えたパリ・サンジェルマンは本当に正しい道を歩んでいるのだろうか。リーグ・アン制覇は目前に迫っているものの、ここ最近の結果は許されるものではない。

英『Squawka』はいくつか気になったポイントを挙げているが、まず最近大きな話題となったのは1-5で敗れたリール戦だ。パリ・サンジェルマンは戦力的にも国内で圧倒的な力を誇っており、そのチームが国内で5失点も喫して敗れるのはさすがに印象が悪い。リーグ戦で5失点を喫するのは、パリ・サンジェルマンにとって2000年以来のことだという。

また国内の戦いといえばカップ戦のクープ・ドゥ・ラ・リーグも忘れてはならない。パリ・サンジェルマンにとって国内タイトル制覇は当たり前のミッションだが、今季は準々決勝でギャンガン相手にまさかの敗北。そのギャンガンがファイナルへ進出しており、これも許される結果ではない。
チャンピオンズリーグのドラマも記憶に新しい。チャンピオンズリーグ制覇がパリ・サンジェルマンの目標だが、ベスト16でマンチェスター・ユナイテッドに歴史に残る逆転負けを喫してしまった。1stレグの戦いが盤石だっただけに、2ndレグは油断があったと言われても仕方がない。実にもったいない敗戦だった。

新戦力の出来も気になる。パリ・サンジェルマンは昨夏ドイツ期待の若手DFティロ・ケーラーを補強したが、ケーラーが出場している試合は88分に1点のペースで失点しているのだ。一方でケーラーの欠場した試合は180分に1失点のペースとなっており、ケーラー不在時の方が良い数字になっている。同メディアもケーラーだけの責任ではないと擁護しているが、マンU戦での失点に直結するミスを含め期待通りの働きとは言い難い。

ここ最近のパフォーマンスにはトゥヘルも苦言を呈していたが、パリ・サンジェルマンはトゥヘルの下で正しい道を歩んでいるのか。来季も同じ結果は許されないだろう。

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