「欧州の舞台に立てるとは思えない」 7位後退にローマDFが心境を吐露

ローマのチーム状況について言及したマノラス photo/Getty images

ナポリ戦は1-4の大敗

セリエA第29節、ローマはホームのスタディオ・オリンピコでナポリと対戦した。この試合でローマは1-4と大敗を喫し、順位がEL出場圏外の7位まで後退してしまった。成績の芳しくなかったエウゼビオ・ディ・フランチェスコ前監督からクラウディオ・ラニエリ監督にバトンを託したものの、チームはいまだにサポーターが納得するような結果を残せていない。

そんな中、このチーム状況について口を開いたのがDFコスタス・マノラスだ。伊『il Romanista』によると、マノラスは試合後『Sky Sport』のインタビューに応じ、次のように語っている。

「ぼくらは強みを見いだすことが必要だ。ローマがヨーロッパの舞台に立てるとは思えない、本当にそれについて考えることはできないよ。それでもぼくらは最後までフィールド上でギブアップしてはいけない。チャンピオンズリーグではないにしてもヨーロッパリーグには出場しなければダメだ。今は難しい状況だけど、あきらめてはいけないね」

この試合、ローマは前半をなんとか1-1で折り返したはいいものの、主導権を終始ナポリに握られる展開だった。ローマが積極的に仕掛けるシーンはほとんどなかったといっていい内容で、すべてがうまく回っていない印象だ。加えて後半5分、GKロビン・オルセンのミスによる失点の際にはマノラスが「どうしようもない」といったような仕草を見せており、チーム内で亀裂が生じている可能性も否めない。浮上するきっかけどころか、悪い面ばかりが露呈してしまった格好だ。

とはいえ、リーグ戦はまだあと9試合残されている。2位以上を狙うのは厳しいが、3位インテルとの勝ち点差は6と十分射程圏内。残り試合の対戦相手もユヴェントスとインテル以外は現在ローマよりも順位が下のチームだ。チーム内の雰囲気も心配されるローマだが、“修理屋”とも称されたラニエリ監督の下でここから巻き返しを図ることはできるのだろうか。

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