格下の方が苦戦するドルトムント 15位に敗北「首位にふさわしくない」

アウグスブルクに敗れたドルトムント photo/Getty Images

アウグスブルク相手にまさかの躓き

ここへきて首位ドルトムントがまさかのブレーキだ。ドルトムントは1日にアウグスブルクと対戦し、1-2で敗れてしまった。バイエルンは2日にボルシアMGと戦うことになっており、勝てばドルトムントと勝ち点が並ぶことになる。前半戦で稼いでいたリードを失うことになり、ドルトムントとしては非常に嫌な展開だ。

米『ESPN』は、ドルトムントが格下相手に苦戦していることを問題視している。ドルトムントはこれが今季リーグ戦2敗目だが、アウグスブルクは15位に沈んでいるチームだ。その他の1敗は現在12位のデュッセルドルフ相手のものとなっており、トップ10に入っていないクラブ相手に勝ち点を取りこぼしているのはまずい。

逆にボルシアMGやバイエルンなど上位組相手には勝利を収めており、トップ10のチームからは平均2.53点の勝ち点を稼いでいる。ところがボトム10のチーム相手からは1.9点しか稼げていない。アウグスブルクやデュッセルドルフだけでなく、2月18日には最下位ニュルンベルク相手にスコアレスドローで勝ち点を落としている。これが優勝への障害になっているのは間違いない。
GKロマン・ビュルキもアウグスブルクのパフォーマンスに関係なく、自分たちの準備が足りなかったと試合を振り返っている。今回のパフォーマンスは首位を走るチームにふさわしくないと理解しているようだ。

「アウグスブルクのような相手と戦う準備ができていなかった。彼らは僕たちのミスをしっかりと突いた。2つのチャンスで2点を奪ったんだ。相手GKにも良いセーブがあったけど、単純に僕たちが不十分だった。首位にふさわしくないものだよ。アウェイでのアウグスブルク戦は簡単じゃない。バイエルンだってそれは経験しているけど、彼らは逆転で3-2と勝利した。僕たちはできなかった」

ドルトムントは次節に16位シュッツトガルトと対戦する。本来なら格下との戦いを喜ぶべきところかもしれないが、ドルトムントの場合は逆だ。格下のシュッツトガルトだからこそ一層強く気を引き締めなければならない。4月にはバイエルンとの直接対決も控えている。それまでは勝ち点差を離されることなくバイエルンについていく必要があり、そこで決着をつける展開に持ち込みたいところだ。

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