長谷部、ヨビッチだけじゃない 好調フランクフルト支えるドイツの”第3GK”

フランクフルトのトラップ photo/Getty Images

忘れてはならない守護神

バイエルンのマヌエル・ノイアー、バルセロナのマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンに比べると影は薄いかもしれないが、長谷部誠の所属するフランクフルトにはロシアワールドカップでドイツ代表の第3GKを務めたケビン・トラップがいる。

今季ヨーロッパリーグでも好調を維持するフランクフルトではルカ・ヨビッチ、アンテ・レビッチ、セバスティアン・ハラーの3トップを中心とした強力攻撃陣、そしてリベロ・長谷部を軸とした守備陣が話題を集める。しかし守護神トラップが貢献していることも忘れてはならない。

フランクフルトは現在もリーグで5番目に少ない28失点に留めるなど、守備もしっかりと機能している。しかしアディ・ヒュッターが指揮するチームはニコ・コバチのチームよりも攻撃的で、相手のカウンターを受けることも珍しくない。そこで重要になってくるのがGKの働きなのだ。

ブンデスリーガ公式もトラップの働きを称えているが、トラップはここまでリーグ戦で76セーブを記録している。これはハノーファーのミヒャエル・エッサー(113回)、フライブルクのアレクサンダー・シュヴォロウ(80回)、ホッフェンハイムのオリバー・バウマン(79回)、シュッツトガルトのロン・ロベルト・ツィーラー(77回)に次ぐ5番目の数字だ。

しかもハノーファー、フライブルク、シュッツトガルトは下位に沈んでいるチームで、浴びるシュートの数も多い。上位組のフランクフルトでトラップが76回もセーブを記録しているのは非常に印象的だ。トラップがいなければ失点数がさらに増えていた可能性も考えられる。

トラップといえば2015年にフランクフルトからパリ・サンジェルマンに移籍したものの、現在のパリ・サンジェルマンにはアルフォンス・アレオラ、ジャンルイジ・ブッフォンと優れたGKが揃っている。トラップはポジションを確保できず、昨夏にレンタル移籍の形で古巣フランクフルトに戻ってきたのだ。

それでも古巣復帰の判断は正しかったと言えよう。フランクフルトでも上位争いを経験することはでき、ヨーロッパリーグでも決勝トーナメントを戦えている。優秀なGKが揃うドイツ代表の第3GKがフランクフルトにいる。これもフランクフルトが好成績を収めている理由なのだ。

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