なぜバロンドールじゃなかった!? バイエルンで全てを勝ち取った男の不満

バイエルンのリベリ photo/Getty Images

全てを勝ち取ったのに

ここ10年にわたってバロンドールはクリスティアーノ・ロナウドとリオネル・メッシが支配しており、昨年ルカ・モドリッチが獲得してようやく2人の記録が途絶えた。しかし、もっと早い段階で2人からバロンドールを奪えたのではないか。そう考えている人物がいる。

バイエルンのフランク・リベリだ。リベリは2013年にバロンドール3位に入ったのだが、その年のバロンドールはロナウドが獲得してしまった。仏『L'Equipe』によると、リベリは今でもこの決定に納得していないという。2012-13シーズンはリベリにとってキャリア最高のシーズンとも呼べる出来だったからだ。

「自分がバロンドールだと考えていた。これは本当だよ。今でもふさわしかったと思っているし、消化しきれていないんだ。バロンドールを獲るために全てをやったからね。バイエルンで全てを勝ち取った。あれより上手くやることなんてできないよ。非常に大きな1年だった。ロナウドとメッシのことを妬んでいるわけではないけどね。1万回は問いかけたよ。なぜ俺じゃないのか?と」
当時バイエルンは3冠を達成しており、欧州最強チームだったのは間違いない。チャンピオンズリーグでの戦いも圧巻だった。しかしバイエルンの選手はバロンドールを獲得できなかった。タイトルで判断するならバイエルンの選手がふさわしかったはずだが、あのシーズンもロナウドがバロンドールだったことに疑問を抱いた人もいるだろう。

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