チャンピオンズリーグ3連覇中のレアル・マドリードVS世界を虜にする超強力若手軍団アヤックスの戦いを制するのはどちらだろうか。13日にチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦の中でも注目されているカードが行われる。
もちろん単純な実力で考えればレアルが上だろう。彼らはチャンピオンズリーグを知り尽くしている。しかし今季のアヤックスは侮れない。フレッシュな若手がサプライズを起こせることはグループステージのバイエルン戦でも証明されており、レアルを呑み込む可能性だって考えられる。
その注目の一戦を前に、スペイン『as』はレアルが気をつけるべきアヤックスのタレント6名をピックアップしている。
1.フレンキー・デ・ヨング(MF/21歳)
もはや説明不要な有名人だ。今冬にはバルセロナ移籍が成立し、来季からはレアルのライバルとなる。中盤でゲームのリズムを作ることができる選手で、プレスを回避する能力も高い。先日のヘラクレス戦で太ももを痛めたとされているため出場できるかは分からないが、出場すればキーマンなのは間違いない。
2.マタイス・デ・リフト(DF/19歳)
デ・ヨングに続いてビッグクラブ移籍が間近とされるデ・リフトも忘れてはならない。いくらアヤックスが強烈な若手軍団とは言っても、レアルがボールを長く保持する時間帯もあるだろう。レアルの攻撃を防がない限りアヤックスのベスト8行きはあり得ない。デ・リフトを中心にどこまで粘れるかがポイントか。
3.ニコラス・タグリアフィコ(DF/26歳)
タグリアフィコ1人の影響とは言い難いが、アヤックスはタグリアフィコが怪我で欠場した1月のヘーレンフェーン戦(4-4)、続くフェイエノールト戦(2-6)の2試合で計10失点を喫している。そのデータから同メディアは左サイドバックのタグリアフィコを不気味な存在と捉えているようだ。またグループステージでは3得点も記録しており、今大会のラッキーボーイ的存在とも言える。
4.ハキム・ツィエク(MF/25歳)
モロッコ代表の司令塔としてロシアワールドカップでも存在感を放っていたが、レフティーのツィエクはかなり危険なチャンスメイカーだ。同メディアもレアルの守備を崩すならツィエクがカギになると伝えており、チャンスメイクからミドルシュートまで魔法の左足を警戒している。今季も14得点12アシストを記録しており、成績も抜群だ。
5.アンドレ・オナナ(GK/22歳)
ツィエクら攻撃陣が奮闘している間、アヤックスはレアルの攻撃を抑えなければならない。デ・リフトと合わせてキーマンなのがオナナだ。バルセロナのカンテラ出身のオナナは、2015年にアヤックスへ向かってから順調に成長したと同メディアも警戒している。反射神経も優れており、レアル撃破にはオナナのスーパーセーブが1、2本は必要となってくるだろう。
6.ドニー・ファン・デ・ベーク(MF/21歳)
このリストの中では最も過小評価されている選手かもしれない。同メディアがそう紹介したファン・デ・ベークは、デ・ヨングやデ・リフトに比べればネームバリューは劣る。しかしアヤックスのファイティングスピリットを体現する存在として同メディアは警戒している。運動量を落とすこともなく、この逸材にもチェルシー、トッテナム、ローマなどが注目していると言われている。
アヤックスはここ最近国内リーグでらしくない戦いが続いているが、タレント力は申し分ない。ベスト8進出は大きな夢の1つと言えるが、欧州王者相手に下克上を果たせるか。