日本からは司令塔と強力DFが選出! アジア杯”ベストイレブン”は

日本代表の司令塔・柴崎 photo/Getty Images

ここでもカタールが支配

アジアカップ2019は優勝したカタール代表が異常なまでの強さを見せたが、彼らの強みは組織と合わせて個の力も高いところにある。米『ESPN』は大会を通してのベストイレブンを発表しているが、11人中5人がカタールからの選出だ。

準優勝の日本代表からも2人選ばれているが、前線の選手が1人も入れなかったのは悔しいところか。

GK:アリレザ・ベイランヴァンド(イラン)

日本代表戦では3失点を喫したものの、イランは準決勝まで失点がなかった。これは守護神ベイランヴァンドの働きがあったからこそだ。特にオマーン戦ではPKもストップしており、世界的に話題を呼ぶ規格外のロングスローを含めアジア最高峰のGKなのは間違いない。

サイドバック:ライアン・グラント(オーストラリア)、アブドゥルカリーム・ハサン(カタール)



センターバック:バッサム・ヒシャム・アル・ラーウィー(カタール)、冨安健洋(日本)



日本からはチーム内でMVP級の働きを見せてくれた20歳の冨安が入った。今大会で吉田麻也の相棒の座を掴むことに成功し、空中戦、スピードとあらゆる能力が高いことを示した。間違いなく今後の日本を支える守備の柱となるだろう。

ボランチ:柴崎岳(日本)、ブーアッラーム・フーヒー(カタール)



2人目は柴崎だ。大会序盤はやや試合勘が怪しいかとも思われたが、試合を重ねるごとに柴崎らしさが出るようになった。同メディアは決勝戦では相棒の遠藤航がいなかったために実力をフルに発揮できなかったと伝えており、攻守に走り回った遠藤のことも忘れていない。また柴崎はセットプレイからチャンスを演出したことも評価されている。

2列目:アクラム・アフィーフ(カタール)、アシュカン・デジャガ(イラン)、ファン・インボム(韓国)



1トップ:アルモエズ・アリ(カタール)



やはり大会新記録となる9得点を決めたアリ、日本戦でも自由にポジションを変えながらボールを受ける知的なところと縦への加速力を披露したアフィーフはカタールの中心だ。2人とも22歳と若く、今後もアジアで猛威を振るうだろう。今大会最高のアタッカーコンビだったと言えるはずで、個の能力の高さを見せられてしまった。

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