ミランが欲しがったスピードあるウインガーたち 今冬狙った”3人”とは

ニースのアラン・サン・マクシマン photo/Getty Images

いずれも突破力ある実力者

今冬のミランが狙っていた補強の1つが、突破力のあるサイドアタッカーだった。退団したゴンサロ・イグアインの後釜としてジェノアからFWクリシュトフ・ピアテクを引き抜いたところまでは見事だったが、その後が続かなかった印象だ。元よりピアテクはペナルティエリア内で勝負するタイプのストライカーで、周りがどれだけチャンスメイクできるかがポイントと言われていた。ミランがチャンスメイクできるサイドアタッカーを求めるのは当然だろう。

伊『Calciomercato』によると、ターゲットになっていたのは3人。中国の大連一方に所属するベルギー代表MFヤニック・フェレイラ・カラスコ、フランスのニースでプレイするアラン・サン・マクシマン、そして以前ミランでプレイしていた経験を持つワトフォードFWジェラール・デウロフェウだ。

3人とも突破力のあるサイドアタッカーだが、残念ながら今冬には実現しなかった。特に同メディアはニースのマクシマンに注目しているが、ミランはニースと交渉を続けていたという。しかしニースはレンタルでの放出を拒んでいたようで、完全移籍でならば放出を考慮する構えだったようだ。
しかしミラン側の興味は続くと考えられており、同メディアは今夏にもマクシマン移籍が実現する可能性があると見ている。マクシマンは若い頃より突破力が注目を集めていた選手で、リーグ・アン屈指のドリブラーだ。ややボールを持ちすぎるところもあるが、そのスピードとテクニックがセリエAでどこまで通用するのか楽しみだ。

ミランは今季終了後に理想とするサイドアタッカーを確保できるのか。それがロベルト・レヴァンドフスキ2世ピアテクを最大限活かす重要な要素となる。

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