鉄壁の冨安VS点取り屋アリ アジア杯決勝で注目される2人の若きキーマン

日本代表の守備支える冨安 photo/Getty Images

最強の盾最強の矛か

日本代表とカタール代表のアジアカップ決勝が近づいているが、このゲームで注目したいのは両チームを引っ張る若きキーマンだ。UAE『SPORT360』が特集しているが、同メディアが重要な1対1のバトルで注目しているのが日本代表DF冨安健洋と、カタール代表FWアルモエズ・アリの対決だ。

冨安は負傷者の影響もあってグループステージ初戦のトルクメニスタン代表戦をボランチでスタートしたものの、そこからはセンターバックでプレイ。主力に休養が与えられたグループステージ最終戦のウズベキスタン代表戦を除けば、冨安はセンターバックとして4試合を戦って無失点だ。吉田麻也と冨安のコンビは高いレベルで機能しており、アジアの攻撃陣ならば問題なく抑え込める。

一方、カタールのアリはここまで8得点を決めている危険な点取り屋だ。同メディアは冨安が準決勝のイラン代表戦でFWサルダル・アズムンを抑えたことに注目しているが、カタール戦の場合はアリが相手ということになる。現在アリには同大会への出場資格がないのではとの指摘が出ており、無事に決勝が戦えるのかは分からない。しかしアリが出てくる場合は間違いなく1番危険な存在となる。
カタールはグループステージから無失点を続けているため、守備力も相当のものがある。しかし守備力なら決勝トーナメントに入ってから失点がない日本も負けてはいない。イラン戦のように前半は0-0で折り返すような我慢の展開となるかもしれないが、日本はここまで16得点を挙げているカタール攻撃陣を止められるのか。カギは20歳の冨安、22歳のアリのバトルが握っている。

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