チェルシーのサッリ監督、大敗後チームバスに同乗せず 不調和の表れか?

ボーンマス戦で大敗を喫したチェルシーのサッリ監督 photo/Getty Images

対策進む“サッリ・スタイル”

先日のボーンマス戦で、1996年以来の大敗を喫したチェルシー。マウリツィオ・サッリ監督は、試合後ロンドンへ戻るチームバスに同乗していなかったことがわかった。

英『Daily Mail』が伝えたところでは、ボーンマスに4-0で敗れた後のドレッシングルームで、アシスタントコーチのジャンフランコ・ゾラを含むコーチングスタッフを外に出し、一人で選手たちと話をしたようだ。サッリは自分のゲームプランに沿わないプレイを例に挙げ、なぜ指示に従わないのかと選手に問いただした。声を荒げたりはしなかったが、明らかに怒っている様子だったという。そして、ロンドンへ戻るチームバスには同乗せず、別行動で帰ってきたとのことだ。同メディアはこのサッリの行動を、チームの不調和の徴だと報じている。

また、チームの年長メンバーたちは、サッリの戦術に疑念を抱いているという。ライバルたちはサッリの戦術を綿密に分析し、すでに無効にする方法に気がついており、それに対するプランBがないことを懸念していると伝えられた。
シーズン当初は勝点を重ね、しかも美しくコレクティブなサッカーを短期間で植えつけたことで賞賛を浴びていたサッリ監督。しかし、今やキーマンのMFジョルジーニョを徹底的に抑えられ、“サッリ・スタイル”への対策は浸透してきたように感じられる。それでも指揮官は自分のやり方を貫くのか。2月はリーグ戦ではマンチェスター・シティやトッテナムと当たり、ヨーロッパリーグのラウンド32を控え、さらにはリーグカップ決勝など重要な試合が続く。いよいよサッリ流の是非が試される時かもしれない。

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