前半戦は定位置確保できず
現在リヴァプールはリーグ戦で首位を走っており、ここまでの戦いぶりは非常に快調だ。しかし、そんな絶好調なチームでもサポーターの不満がゼロということはない。サポーターにはまだ我慢している部分があるのだ。
それは、昨夏ライプツィヒからやってきたMFナビ・ケイタがまだフィットしていないことだ。序盤こそ継続的に出場していたが、ここ最近はベンチスタートも珍しくない。中盤のクオリティを大きく上げる存在と期待されていただけに、前半戦は残念な結果に終わったと言えるだろう。
英『Liverpool Echo』はここまでどの選手に失望したかサポーターにアンケートを取っているが、そこで最も多い票を集めたのはケイタだった。ケイタは全体の62.51%もの票を集めており、もっと中盤で違いを生み出すことが求められているのだろう。
2番目はアンドリュー・ロバートソンの成長ですっかり出番を失ったDFアルベルト・モレノ(27.69%)、そこからMFジョーダン・ヘンダーソン(7.24%)、DFジョエル・マティプ(1.81%)、FWダニエル・スタリッジ(0.75%)と続いていく。
チームリーダーの1人であるヘンダーソンが入っているのも特徴的で、サポーターの視線は厳しい。最近はファビーニョが調子を上げてきただけに、中盤の底に構えるヘンダーソンも立場が怪しくなっているのかもしれない。
ケイタはライプツィヒで実力を証明してきただけに、能力は確かだ。あとは指揮官ユルゲン・クロップのスタイルとプレミアリーグの展開に合わせるのみだが、ケイタは後半戦に本領発揮となるか。