プリシッチはプレミアで輝ける? チェルシーで気になる”ブンデス組の悪夢”

チェルシーでプレイしていたシュールレ photo/Getty Images

活躍した選手少なく

チェルシーは2日にドルトムントからMFクリスティアン・プリシッチの獲得を発表したが、チェルシーではいくつか気になることもある。プレミアリーグになって以降、ブンデスリーガから獲得した選手たちがチェルシーで大ヒットした例が少ないのだ。

英『GIVE ME SPORTS』が過去にチェルシーがブンデスリーガのクラブから引き抜いた選手たちを特集しているが、プリシッチはプレミアリーグになって以降チェルシーがブンデスリーガから獲得した8人目の選手だ。では、過去の選手たちの成績はどのようなものだったのか。

最初の選手となったのは2000年にフランクフルトからやってきたセバスティアン・クナイスルだが、プレミアでの出場は0で終わった。他にも怪我が目立ったオランダ人DFハリド・ブーラルーズ、現在ブレーメンで大迫勇也と同僚のFWクラウディオ・ピサーロ、期待のアタッカーとして獲得されながら結果を出せなかったマルコ・マリン、現在はフラムでプレイしているドイツ人MFアンドレ・シュールレも大成功とはいかなかった。
第2次ジョゼ・モウリーニョ政権下で獲得されたDFアブドゥル・ババ・ラフマンも期待に応えることはできず、今もシャルケにレンタル移籍している。

数少ない成功例と言えるのは、2006年にバイエルンからやってきたドイツの皇帝ミヒャエル・バラックだけだろう。同メディアも間違いなくチェルシーがブンデスリーガから獲得した最高の選手と伝えている。リーグ制覇も経験しており、大怪我がありながらもチームに貢献していた。

こうした例から考えると、プリシッチが活躍できるのかと不安に思う部分もあるだろう。特にプレミアはフィジカルバトルも激しく、全く合わないという選手も珍しくない。プリシッチがプレミアに適応できるのか、まずは注意深く見ていく必要がありそうだ。

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