ムバッペ以外にも”アンリ2世”はいた! 期待を集めた5選手とは

マンUで結果を残せなかったベリオン photo/Getty Images

まだポテンシャルが爆発していない若手も

現在パリ・サンジェルマンで大暴れしているFWキリアム・ムバッペは、その爆発的なスピードからティエリ・アンリ2世と呼ばれている。しかし、アンリ2世と呼ばれていたのはムバッペだけではない。この15年ほどは何人もアンリ2世と呼ばれた金の卵がいたのだ。フランスのサポーターは、ようやくアンリ2世の呼び名にふさわしい選手が出てきたとムバッペのブレイクを喜んでいることだろう。

では、他にアンリ2世と呼ばれた選手たちのその後はどうなったのだろうか。英『Squawka』は5名をリストアップしているが、やはりムバッペほど成功を収めている者はいない。

1.アントニー・マルシャル(マンチェスター・ユナイテッド)



ムバッペのことばかりが話題となるが、マルシャルも忘れてはならない。モナコからマンチェスター・ユナイテッドにやってきた時、マルシャルはアンリ2世として大きな期待を背負っていたのだ。マンUのOBであるルイ・サハも、2015年には「フランスではマルシャルはNEXTアンリと呼ばれている。彼は両サイドでプレイでき、優れた身体能力とテクニックを備えているからだ」と評しており、本来はムバッペではなくマルシャルが先に大ブレイクを果たす予定だった。しかし、フランス代表で最初に大きな成功を掴んだのはムバッペの方だった。

2.テオ・ウォルコット(エヴァートン)



プレミアリーグを代表するスピードスターであるウォルコットは、アンリと同じアーセナルに在籍していた選手だ。若い頃は爆発的なスピードを武器としたサイドアタッカーだったが、ウォルコットが23歳だった6年前には当時チームを指揮していたアーセン・ヴェンゲルが中央にポジションを移す案があることを明かしていた。アンリが本格的に中央でプレイした時と同じ年齢だからだ。

しかし、アンリほどブレイクすることはなかった。今でも優れたアタッカーなのは間違いないが、エースストライカーにはなりきれなかったか。

3.ロイク・レミー(リール)



レミーの場合は少し事情が異なるが、フランス人選手のレミーはアンリと同じキャリアを歩むことを願っていたのだ。同じ時期にフランス代表でプレイした経験もあるレミーは、以前「10年後にレミーはアンリのようなキャリアを送ったなと言われれば最高の褒め言葉だ」と語っていた。

チェルシーにも在籍した経験があり、ビッグクラブでプレイするだけの実力は備えていたはずだ。しかし結果的にはレンタルでクラブを転々とすることになり、現在はフランスのリールでプレイしている。

4.ジル・スヌ(エルズルムスポル)



スヌの存在を知らない人もいるだろうが、スヌはアーセナルの下部組織に在籍していた経験がある。フランスのシャトールーからやってきた時、クラブの副会長が「彼はアンリのようなストライカーだ。さらにMFでもプレイできる。爆発的なスピードがあり、テクニックも抜群だ。しかも年齢以上にインテリジェントな部分もある」と才能を絶賛していたのだ。

しかし、スヌはアーセナルでプレミアデビューを果たせなかった。レンタル移籍を経てフランスに戻ったが、27歳になった現在はトルコでプレイしている。

5.ダヴィド・ベリオン



ベリオンは現在36歳となっており、アンリとは年齢が5つしか離れていない。アンリが全盛期に達する2003年にマンチェスター・ユナイテッドに加入しており、フランスの世代別代表にも選ばれた。NEXTアンリとの期待が出るのも当然だったが、ベリオンはマンUで結果を残せなかった。同メディアもポテンシャルが爆発することはなかったと振り返っており、ベリオンはニースやボルドー、レッドスターなどでプレイを続けた後に引退している。


フランスサッカー界を代表するストライカーであるアンリの後継者をサポーターが期待するのは当然のことで、これまではアンリ2世との呼び名から余計なプレッシャーを受けてしまった選手もいたことだろう。しかしムバッペは今のところプレッシャーを感じさせないパフォーマンスを見せており、アンリの正統後継者と言っていいはずだ。

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