最終節を含めて残り2試合と、大詰めを迎えた2018年のJ1リーグ。既に川崎フロンターレのリーグ優勝、及び来季のAFCチャンピオンズリーグの本選ストレートインが確定している。今回は来季のACL本選ストレートイン、及びプレイオフ出場の可能性を残している各クラブの状況を整理したい。
まず、現時点で本選へのストレートインの可能性を残しているのは、浦和レッズ、鹿島アントラーズ、ベガルタ仙台、J2のモンテディオ山形の計4クラブ。今季の天皇杯優勝クラブに来季のACL本選出場権が与えられるというレギュレーションのため、天皇杯で勝ち残っている前述の4クラブに可能性があるという状況だ。なお、鹿島は今季のACLを制しているが、優勝クラブに来季の出場権が与えられるというレギュレーションは存在しない。今季の天皇杯準決勝は12月5日(水)、決勝戦は12月9日(日)に行われる予定だ。
また、今季のJ1リーグを2位及び3位で終えたクラブには、来季のACL本選出場をかけたプレイオフに回る権利が与えられる。2位と3位にランクインする可能性があるのは、サンフレッチェ広島、鹿島アントラーズ、北海道コンサドーレ札幌、FC東京、浦和レッズ、清水エスパルス、セレッソ大阪の計7クラブだ。
しかし、天皇杯優勝クラブとJ1リーグ3位以内のクラブが重複した場合、同リーグの4位クラブにプレイオフ出場権がわたる。従って、J1リーグで現在9位につけるガンバ大阪、そして10位のベガルタ仙台にも僅かにプレイオフ出場の可能性が残されているという状況だ。
J1リーグ10位までの順位表、及びリーグ戦残り2試合の対戦カードは以下の通り。
【2018年J1リーグ順位表】(上位10クラブまで)
1位:川崎フロンターレ(勝ち点:63 得失点差:+27)
2位:サンフレッチェ広島(勝ち点:56 得失点差:+13)
3位:鹿島アントラーズ(勝ち点:52 得失点差:+8)
4位:コンサドーレ札幌(勝ち点:51 得失点差:-2)
5位:FC東京 (勝ち点:50 得失点差:+8)
6位:浦和レッズ (勝ち点:48 得失点差:+12)
7位:清水エスパルス (勝ち点:47 得失点差:+8)
8位:セレッソ大阪 (勝ち点:47 得失点差:+3)
9位:ガンバ大阪 (勝ち点:45 得失点差:-4)
10位:ベガルタ仙台 (勝ち点:45 得失点差:-6)
【残り2試合の対戦カード】(上位10位クラブ)
1位:川崎 第33節:FC東京(アウェイ)最終節:磐田(ホーム)
2位:広島 第33節:名古屋(ホーム) 最終節:札幌(アウェイ)
3位:鹿島 第33節:仙台(アウェイ) 最終節:鳥栖(ホーム)
4位:札幌 第33節:磐田(アウェイ) 最終節:広島(ホーム)
5位:FC東京 第33節:川崎(ホーム) 最終節:浦和(アウェイ)
6位:浦和 第33節:湘南(アウェイ) 最終節:FC東京(ホーム)
7位:清水 第33節:神戸(ホーム) 最終節:長崎(アウェイ)
8位:C大阪 第33節:柏(ホーム) 最終節:横浜FM(アウェイ)
9位:G大阪 第33節:長崎(ホーム) 最終節:柏(アウェイ)
10位:仙台 第33節:鹿島(ホーム) 最終節:神戸(アウェイ)
※天皇杯で勝ち上がっている鹿島、浦和、仙台には、現時点でACL本選ストレートインとプレイオフ行きの両方の可能性が残されている。
※天皇杯で勝ち上がっているJ2の山形にも、ACL本選出場の可能性あり。
※G大阪と仙台は、リーグ戦残り2試合で連勝できなければ4位の可能性が消滅。また、現時点で得失点差がマイナスのため、大量得点差での連勝が求められる。