イタリアはポゼッション勝負を挑める! ヴェッラッティが称えるパスマスター

イタリア代表に選ばれているジョルジーニョ photo/Getty Images

ピルロ2世も楽しみな存在

ロシアワールドカップ出場権を逃す屈辱を味わい、現在はロベルト・マンチーニの下で復活への歩みを進めているイタリア代表。過去の名手たちと比較すれば今の代表はタレントが小粒な印象だが、中盤には興味深い3人が揃っている。

パリ・サンジェルマンの中盤をコントロールするマルコ・ヴェッラッティ、早くもプレミアリーグを代表するパスマスターと呼ばれるようになったチェルシーのジョルジーニョ、そして今回の代表メンバーでサプライズ選出となったブレシア所属の18歳MFサンドロ・トナーリの3人だ。

アンドレア・ピルロ2世とも言われるトナーリはまだまだ学ぶべきことの多い年齢だが、4年後には大きな戦力になれるはずだ。ジョルジーニョ、ヴェッラッティの2人は絶対的な柱で、中盤から正確に散らせるジョルジーニョと創造性をプラスできるヴェッラッティのコンビはなかなかに面白い。
伊『Calciomercato』によると、ヴェッラッティもジョルジーニョとのプレイを楽しんでいるようだ。ジョルジーニョの特徴がPSGでチームメイトだったMFチアゴ・モッタに似ているからだ。

「ジョルジーニョとは良い感じだよ。PSGではチアゴ・モッタと長くプレイしてきたけど、2人は似ている。彼はボールを散らせるし、他のチーム相手にも苦しみすぎることはないだろう。トナーリとはまだ話していないけど、代表に入るためにはクオリティが必要だ。彼は少し僕を思わせるね。僕も最初はセリエBのクラブから召集されたから。彼にとって代表でプレイするのは素晴らしいことだよ。誰にでも起こることではない」

マンチーニが志向するサッカーによって変わってくるが、今のイタリアなら中盤でポゼッション勝負を挑むことも可能となってくるだろう。今や世界屈指のパスマスター2人に加え、トナーリが4年後までに成長すれば面白いチームに仕上がりそうだ。

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