ELは若手大ブレイク候補生の集まり! 今大会注目すべき『5人』の逸材

ジョヴァニ・カブラル photo/Getty Images

注目の若手が続々

チャンピオンズリーグは追いかけていても、ヨーロッパリーグはチェックできていないというサッカーファンも多いだろう。コンペティションのレベルはチャンピオンズリーグの方が上だが、ヨーロッパリーグにはヨーロッパリーグの面白さがある。

今回英『Squawka』が取り上げたのは、今季ヨーロッパリーグに出場している期待の若手選手たちだ。ヨーロッパリーグを戦うクラブには今後のステップアップを目指す若手が何名もおり、その中から注目の選手を5名紹介する。

1.ジョヴァニ・カブラル(スポルティング・リスボン/MF/20歳)

スポルティング・リスボンの下部組織出身選手で、今季はリーグ戦でも出場機会を掴んでいるアタッカーだ。本職は右のウイングとなっているが、2列目であればサイドも中央もこなす器用さを持っている。ヨーロッパリーグでは短い出場時間ながらすでに2得点を記録している。カーボベルデのA代表デビューも果たしており、優秀なアタッカーを輩出し続けるポルトガルの国内リーグからまた1人面白いアタッカーが出てきたといった印象だ。

2.マキシム・ロペス(マルセイユ/MF/20歳)



167cmと小柄な選手だが、セントラルMFとしてマルセイユでポジションを掴み始めているのがマキシム・ロペスだ。以前はバルセロナ、レアル・マドリード、リヴァプールなど複数の強豪クラブが関心を示していたと言われる逸材で、20歳ながらマルセイユで80試合以上に出場している。フランスの世代別代表にも選ばれており、今後の成長が楽しみだ。

3.キーラン・ティアニー(セルティック/DF/21歳)



セルティック不動の左サイドバックであるティアニーは世界的に名前が知られた選手だ。これまでもプレミアリーグの複数クラブが関心を示してきたのだが、クラブのユース出身者であるティアニーはセルティック愛を貫いてきた。ヨーロッパリーグでもフル稼働しており、ステップアップを望むならいつでも出来るはずの選手だ。

4.アマドゥ・ハイダラ(ザルツブルク/MF/20歳)



今やヨーロッパリーグの優勝候補の一角に挙げてもいいザルツブルクで南野拓実とともにプレイしているハイダラはセントラルMFの選手だ。2016年夏にザルツブルクに加入し、すでにトッテナムやサウサンプトンが目をつけているという。サディオ・マネ、ナビ・ケイタらのようにステップアップ可能な選手と同メディアは見ており、ハイダラは順調に伸びている。マリ代表としてもすでにデビューしており、今年3月の日本代表戦でも先発出場していた。

5.イスマイラ・サール(レンヌ/FW/20歳)



今回のヨーロッパリーグで最もブレイクが期待される選手の1人と言っていいだろう。今夏のロシアワールドカップでも注目を浴びたセネガル代表の快速アタッカーは、同じくレンヌからドルトムントにステップアップしたウスマン・デンベレと同じ道を進むと期待されている。チームは現在グループステージで3位と苦戦気味だが、サールには決勝トーナメントでも暴れてほしいところだ。


ヨーロッパリーグはチャンピオンズリーグより出場しているチームの数が多いため、全てをチェックするのは難しい。ベスト16やベスト8になってからようやく見始める人も多いだろう。コンペティションのレベルはチャンピオンズリーグに劣るが、結果以上に若手の台頭を楽しむ目的でヨーロッパリーグに注目するのも悪くない。数年後チャンピオンズリーグで暴れるかもしれない若手候補生たちにスポットを当ててみてはいかがだろうか。

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