イタリアの実業家で、かつてインテルの会長も務めたマッシモ・モラッティ氏が、好調な古巣とチームを支えるエースを絶賛した。
21日に行われたセリエA第9節で、ACミランと対戦したインテル。主導権を握るもなかなか均衡を破ることができなかったが、後半アディショナルタイムにエースのマウロ・イカルディが値千金のゴールを決め、1-0で今季初のミラノダービーを制している。
今季はスタートこそつまずいたが、9月18日に行われたトッテナム戦の劇的逆転勝利を機にインテルは勢いに乗り、現在公式戦7連勝中だ。ミラノダービー後に伊『Radio anch’io sport』のインタビューに応じたモラッティ氏は、そんな好調なインテルについて「素晴らしい結果だったね。3冠を獲得したときを少し思い出したよ。インテルは正しい軌道に乗ったと思う」とコメント。接戦をものにする現在のインテルの姿に、黄金時代の勝負強いチームの姿が重なったようだ。
そして、勝利へ導いたイカルディについても「本当に素晴らしいね。常に危険な存在になっている。イカルディは、インテルが決して手放してはいけない選手だと私は思うよ」と述べている。
近年不振が続いていたインテルだが、今季こそ完全復活を遂げることができるのか。7シーズンぶりに復帰を果たした欧州最高峰のコンペティション、チャンピオンズリーグでの活躍にも注目が集まる。