“悪童”カッサーノ、過去の振る舞いを後悔?「もし10年前に……」

現役続行を目指すカッサーノ。再びファンの前でプレイすることができるのか photo/Getty Images

現役続行を目指して直向きにトレーニング

元イタリア代表FWアントニオ・カッサーノは天才的なサッカーセンスとは対照的に、素行の悪さが目立ち、悪童と言われてきた。彼は今、過去に自身が行ってきた振る舞いを悔いているのかもしれない。

半年間の無所属生活を経て2017年夏にヴェローナに加入するも、引退騒動を繰り返し、わずか数日でチームを退団したカッサーノ。同年1月にサンプドリアとの契約を解消して以降、実質2年近くピッチから遠ざかっている。しかし、現役を続行するために、セリエCに所属するヴィルトゥス・エンテッラのトレーニングへ参加することが先日発表された。

そして8日、カッサーノは無事に初トレーニングを終えた。トレーニング後、伊『sky』のインタビューに応じると、「今日は素晴らしい1日だったよ。ピッチに戻ることができて幸せだ。オレにこの機会を、トレーニングに戻るという選択肢を与えてくれたゴッツィ会長に感謝しなければならない。彼にありがとうと言いたいね」とコメント。さらに、この恩に報いるために「ゴッツィ会長のために何かしたいと思っている。だからセリエCでプレイしたい。彼はサッカーのことを真剣に考えている人のうちのひとりだからね」とも述べている。
また、トッティ氏が自身の自伝で、最も才能のあるチームメイトのひとりにカッサーノの名をあげていた。この件について聞かれると「彼(トッティ)は真実を語っている。オレたちは一緒に、多くの楽しみを分かち合った。彼は、オレがポテンシャルの30〜40パーセントしか引き出せていないと言っていたが、彼はの言葉は正しいと思うよ。もし10年前に、オレが今のようなサッカーに対する姿勢を持っていれば、もっと多くのものを獲得していたと思う」と答えた。

現役続行を決して諦めず、直向きにトレーニングに励むカッサーノ。エンテッラが再スタートの舞台となるのか。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.292 最強ボランチは誰だ

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ