天才の呼び声だけが1人歩き 「ゲッツェは2014W杯から失速」

2014年は英雄になったゲッツェ photo/Getty Images

ファブレの下でも構想外なのか

才能は間違いないと言われ続けてもう4年。ドルトムントMFマリオ・ゲッツェのキャリアは失速を続けている。昨季はロシアワールドカップを戦うドイツ代表メンバー入りを目指して奮闘したものの、メンバーには入れず。さらに今夏より指揮官に就任したルシアン・ファブレはアクセル・ヴィツェル、トーマス・デラネイと中盤の選手を補強し、ゲッツェは構想外となりつつある。

米『Washington Post』は「2014ワールドカップ優勝を決めるゴールからゲッツェのキャリアは失速している」と伝えているが、まさにその通りだろう。2014ブラジルワールドカップでは決勝のアルゼンチン代表戦で優勝決定弾を記録して英雄となったが、あの時でさえクラブでは苦しんでいた。

ドルトムントではユルゲン・クロップの下で2010-11、2011-12シーズンとブンデスリーガ連覇を果たし、この時まだゲッツェは10代だった。とんでもない才能が出てきたと絶賛されたものだが、バイエルンに移籍したあたりからおかしくなってしまった。バイエルンでは絶対的な存在になれず、ドルトムントへ復帰。昨年には代謝異常も見つかり、キャリアにブレーキがかかってしまった。
ファブレの下でも構想外となってしまえば、ドルトムント脱出も考えなければならない。その時トップクラブはゲッツェを欲しがるだろうか。26歳の天才は非常に苦しい状況にある。

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