移籍金高すぎ!? 今夏、市場価値よりも『費用がかかった選手』トップ10

目を疑うような高騰を見せる近年の欧州移籍市場。今夏もこれまでの記録を塗り替えるような高額な移籍がいくつか実現したが、スポーツ研究国際センター(CIES)が10日、市場価値よりも『費用がかかった選手』をランキング形式で発表している。今回は、その中のトップ10を紹介しよう。

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サウサンプトンで復活を目指すイングス photo/Getty Images

10位 スペイン人DFユーリ・ベルチチェ


1990年2月10日生まれ(28歳)
所属先:パリ・サンジェルマン→ビルバオ
移籍金:2400万ユーロ(約31億円)
市場価値:960万ユーロ(約12億円)
差額:+1440万ユーロ

下部組織時代から数々のクラブを渡り歩いてきた苦労人。様々な経験を経て徐々に頭角を表すと、昨夏の移籍市場でビッグクラブへの移籍を果たし、パリ・サンジェルマンに加入した。昨季はフランス代表DFクルザワと左サイドバックのポジション争いを繰り広げたが、両者とも指揮官を納得させることができなかったのか、出場機会はほぼ半々となっていた。そして今夏、彼が新天地に選んだのが下部組織時代に所属した経験のあるビルバオだ。同クラブは彼の契約解除金に1億ユーロを設定しているようで、大きな期待がうかがえる。そう考えると、2400万ユーロ移籍金は安いものかもしれない。

9位 元イングランド代表FWダニー・イングス


1992年7月23日生まれ(26歳)
所属先:リヴァプール→サウサンプトン
移籍金:2220万ユーロ(約29億円)
市場価値:740万ユーロ(約9億6000万円)
差額:+1480万ユーロ
※買取義務付のレンタル移籍で加入。移籍金は買取手数料などを含む総額

少年時代に過ごしたサウサンプトンへ復帰を果たしたストライカー。バーンリーで才能を開花させ、2015年夏にリヴァプールへ移籍したが、以前から不安を抱えていた両膝に大怪我を負い、ほぼ2シーズン丸々を棒に振った。そのため、市場価値も低下し、これだけの差額が生まれてしまった。ただ、バーンリー時代にチャンピオンシップで21ゴール、プレミアリーグで11ゴールを記録するなど、ゴールへの嗅覚は鋭いものを持っている。今季もここまで4戦2発と復活の兆しを見せており、移籍金に見合った、もしかするとそれ以上の結果を残すかもしれない。

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8位 コロンビア代表MFジェフェルソン・レルマ


1994年10月25日生まれ(23歳)
所属先:レバンテ→ボーンマス
移籍金:3050万ユーロ(約39億円)
市場価値:1490万ユーロ(約19億円)
差額:+1560万ユーロ

2015年夏に母国を離れ、海外挑戦を決断。レバンテへ移籍すると、加入初年度からチームの主力として活躍してきた。豊富な運動量が武器で守備範囲も広いが、審判から警告を受ける場面が目立つ。昨季はリーガ・エスパニョーラ最多となる16枚のイエローカードをもらっていた。ただ、昨季のプレミアリーグで4番目に多い失点数を記録していたボーンマスにとっては、貴重な存在となるかもしれない。同クラブ史上最高額の移籍金での加入となるが、それに見合っただけの結果を残すことができるのか。

7位 フランス人DFアブドゥ・ディアロ


1996年5月4日生まれ(22歳)
所属先:マインツ→ドルトムント
移籍金:3000万ユーロ(約39億円)
市場価値:1310万ユーロ(約17億円)
差額:+1690万ユーロ

昨季、マインツで日本代表FW武藤嘉紀と一緒にプレイしたフランス人DF。同国の各年代代表で活躍し、U-21代表ではキャプテンマークも任されてきた。センターバックだけでなくサイドバックもでき、着実にステップアップを続ける。フランス代表には多くの若手タレントがおり、ムバッペやデンベレが1億ユーロ超えの移籍金で移籍した影響もあってか、同国の若き逸材の相場自体が跳ね上がっているのかもしれない。ドルトムントで早くも定位置を確保し、開幕戦から2試合連続でフル出場を果たしているが、今夏にチームを退団したパパスタソプーロスの穴埋めに期待だ。

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6位 アルゼンチン代表MFハビエル・パストーレ


1989年6月20日生まれ(29歳)
所属先:パリ・サンジェルマン→ローマ
移籍金:2470万ユーロ(約32億円)
市場価値:760万ユーロ(約9億8000万円)
差額:+1710万ユーロ

アルゼンチン代表でも30キャップを記録している経験豊富なテクニシャン。抜群のパスセンスやボールキープ力を持ち、パリ・サンジェルマンをけん引してきた。しかし、ここ数ジーズンは怪我に悩まされており、思うような結果を残すことができず、市場価値が低下していた。ただ、近年の欧州移籍状況を踏まえつつ、彼本来の能力を考えれば、約32億円という移籍金は決して高くはないだろう。過去にセリエAでも実績を残しており、リーグに馴染むことも問題ないはず。第2節のアタランタ戦では超芸術的なノールックヒールでゴールを挙げており、すでに新天地でその天才ぶりも発揮している。

5位 ポルトガル代表DFジョアン・カンセロ


1994年5月27日生まれ(24歳)
所属先:バレンシア→ユヴェントス
移籍金:4040万ユーロ(約52億円)
市場価値:2270万ユーロ(約29億円)
差額:+1770万ユーロ

ポルトガルの将来を担うと期待の右サイドのスペシャリストだ。昨季はレンタル移籍でインテルに加入し、序盤戦は怪我で出遅れたものの、後半戦はチームの主力として活躍。だが、シーズン終了後にインテルは買取オプションを行使しなかった。そのため、今夏に本来の所属先であるバレンシアへ帰還する予定だったが、リヒトシュタイナーが退団し、右サイドの補強を目指すユヴェントスが獲得した。FIFAベストイレブンにも選ばれたボヌッチが、昨夏にミランへ移籍した際の移籍金(4200万ユーロ)を考えると、少々お高い気もするが、24歳という将来性を買っての移籍金だ。ユヴェントスの期待に応えることができるのか。

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4位 イタリア代表GKアレックス・メレト


1997年3月22日生まれ(21歳)
所属先:ウディネーゼ→ナポリ
移籍金:2500万ユーロ(約32億円)
市場価値:710万ユーロ(約9億2000万円)
差額:+1790万ユーロ

2つ年下に怪物ドンナルンマがいるため、その陰に隠れがちだが、イタリア代表の各年代でプレイし、A代表招集経験もある期待の若手GK。2016年夏にレンタル移籍でSPALに加入すると、約半世紀ぶりのセリエA昇格に貢献した。将来性のある守護神だが、怪我しがちなのが難点で、市場価値が思うように上がっていないのもこれが理由かもしれない。今夏加入したナポリでも、退団したレイナの後釜として期待されたが、新シーズンの開幕を迎える前に左腕を骨折し、現在チームを離脱中だ。

3位 コロンビア代表DFジェリー・ミナ


1994年9月23日生まれ(23歳)
所属先:バルセロナ→エヴァートン
移籍金:3180万ユーロ(約41億円)
市場価値:1300万ユーロ(約17億円)
差額:+1880万ユーロ

あのバルセロナも注目するコロンビア代表の若手期待の星。今年1月に同クラブへ移籍したが、思うような出場機会を得られず、わずか半年でエヴァートンへの移籍を決断した。ただ、契約内容には買い戻しオプションが組み込まれており、現在もこの若き才能に目を光らせている。190センチオーバーの長身は攻守両面において武器で、ロシアW杯でもDFながら3試合に出場して3ゴールを決めるなど、相手チームの脅威となっている。欧州での実績がほぼ皆無のため、市場価値と移籍金に大きなギャップが生じたが、プレミアリーグでどれだけやれるか見ものだ。

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2位 ドイツ代表DFティロ・ケーラー


1996年9月21日生まれ(21歳)
所属先:シャルケ→パリ・サンジェルマン
移籍金:3700万ユーロ(約48億円)
市場価値:1710万ユーロ(約22億円)
差額:+1990万ユーロ

ドイツ代表の各年代で活躍し、今月9日に行われたペルー代表との国際親善試合でA代表デビューを飾った同国の次世代を担うDFだ。若手育成に定評があるシャルケの下部組織で育ち、2015年にトップチームデビュー。2016-17シーズンの後半戦から徐々に出場機会を増やすと、昨季はリーグ戦28試合に出場し、ユヴェントスへレンタル移籍した主将ヘーヴェデスの穴を見事に埋めてみせた。ノイアーやエジル、サネなどシャルケ出身の成功者も多く、市場価値との差はあるが、PSGにとっては決して高くない買い物かもしれない。

1位 スペイン代表GKケパ・アリサバラガ


1994年10月3日生まれ(23歳)
移籍金:8000万ユーロ(約104億円)
市場価値:3530万ユーロ(約46億円)
差額:+4470万ユーロ

近年、急成長を遂げるスペイン代表GK。世界屈指の守護神デ・ヘアや経験豊富なレイナがいるため、A代表デビューを飾った2017年11月以降出場機会がないが、ロシアW杯でも登録メンバー入りを果たしている。確かにポテンシャルは計り知れないものがあるが、すでに国際舞台で実績を残しているリヴァプールへ移籍したブラジル代表GKアリソン(7250万ユーロ)、レアル・マドリードへ移籍したクルトワ(4000万ユーロ)の移籍金を考えると、チェルシーにとっては少々お高くついてしまったかもしれない。
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