資金があっても欲しい選手が獲得できない…… マンUに必要なのは“凄腕交渉人”か

ローマのスポーツディレクターを務めるモンチ氏 photo/Getty Images 

ローマかユーヴェのSD獲得を画策

マンチェスター・ユナイテッドが、セリエAのクラブから敏腕スポーツディレクター(SD)の獲得を画策しているようだ。

今夏の移籍市場でマンUは、思うような補強ができなかった。ガレス・ベイルやロベルト・レヴァンドフスキ、チアゴ・アルカンタラといった大物選手をターゲットにしていると地元メディアに報じられたが、いずれも実現することはなく。さらに、移籍期間終了間際には、ハリー・マグワイアやジェローム・ボアテング、ディエゴ・ゴディンなどのCBの獲得が噂されるも、駆け込みでの補強は叶わなかった。結局、今夏の移籍市場でマンUが獲得した選手は、GKリー・グラント、DFディオゴ・ダロット、MFフレッジの3名となっている。

豊富な資金があっても欲しい選手が獲得できない。こういった状況もあってか、移籍の際の交渉人として重要な役割を担うSDに目をつけた。英『INDEPENDENT』によると、マンUは特別なSDを探しており、すでに多くの実績を残しているローマのモンチSDか、ユヴェントスのファビオ・パラティチSDの獲得を検討しているという。
モンチSDはセビージャ時代、ダニエウ・アウベスやジュリオ・バチスタといった貴重な原石を発掘し、選手を移籍させる際にも高額な移籍金で取引させ、欧州屈指の敏腕SDとして名を馳せた。現在のローマでも破格の移籍金で選手を獲得したり、主力選手が退団していく中でもチームに合った補強を行ったりし、その手腕を発揮している。

一方、パラティチSDはサンプドリア時代からジュゼッペ・マロッタGM(ゼネラルディレクター)の右腕として活躍。ユヴェントスでは、アンドレア・ピルロ、ポール・ポグバ、ミラレム・ピャニッチやゴンサロ・イグアインなどの獲得に尽力した。さらに、今夏の移籍市場では世界最高の選手と言われるクリスティアーノ・ロナウドの獲得にも成功している。

はたして、マンUは今後の移籍交渉を少しでも優位に進めるためにも、凄腕交渉人の獲得に成功することができるのか。

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