いよいよグループステージも最終節に突入したが、ここまでロシアワールドカップで世界を驚かせているタレントをスペイン『MARCA』が8名リストアップしている。
1.デニス・チェリシェフ(ロシア代表)
ウルグアイ代表戦では不運なオウンゴールがあったものの、チェリシェフはホスト国・ロシアの決勝トーナメント進出に大きく貢献している。ここまで3得点を記録しており、予想以上の活躍ぶりだ。
2.アレクサンドル・ゴロビン(ロシア代表)
そのチェリシェフと同じロシア代表のゴロビンも期待通りの働きを見せている。チェリシェフとは違い、ゴロビンは開幕前から今大会のブレイク候補に挙げられていた選手だ。ここまではその評判にふさわしい活躍を見せている。
3.ミル・ジェディナク(オーストラリア代表)
攻め手が限られているオーストラリア代表において、ジェディナクの冷静なPKは欠かせない。ここまでフランス代表戦、デンマーク代表戦と2試合続けてPKを獲得し、それをジェディナクが冷静に決めている。
4.アンテ・レビッチ(クロアチア代表)
アルゼンチン代表GKウィリー・カバジェロのミスを強烈ボレーでゴールネットに突き刺した一撃は今大会の中でも非常に印象的なゴールだ。ルカ・モドリッチ、イヴァン・ラキティッチら黄金世代が揃う現在のクロアチアにおいて、24歳のレビッチは新世代を引っ張ることが期待される。
5.ヤン・ゾマー(スイス代表)
猛攻を凌いでブラジル代表と1‐1で引き分けたスイスでは、GKゾマーの働きが目立った。セルビア戦のパフォーマンスも評価されており、スイスを最後方から支えるキーマンだ。決勝トーナメントに進出できれば頼れる存在となるだろう。
6.アーメド・ムサ(ナイジェリア代表)
これぞアフリカの身体能力だというものをアイスランド戦で見せたのがムサだ。このゲームで2ゴールを記録したムサについて、同メディアは今大会最高の個人パフォーマンスの1つだったと絶賛している。
7.ファン・フェルナンド・キンテーロ(コロンビア代表)
やはり日本代表相手に決めた壁下フリーキックの印象が強烈だ。ハメス・ロドリゲス不在の中、キンテーロの存在感は際立っていた。キンテーロはポルトに移籍してから欧州で目立った活躍ができていなかったが、同メディアはキンテーロのベストが戻ってきたと称賛している。
8.イルビング・ロサノ(メキシコ代表)
ドイツ代表を沈める一撃を決めたロサノは、PSVで見せている得点感覚をワールドカップでも存分に発揮した。今大会のブレイク候補の1人であり、今後多くのクラブが獲得に動くだろう。移籍市場でも主役級の存在感を放つはずだ。
同メディアが挙げた8名は想定を超えるパフォーマンスを見せている選手というテーマでリストアップされているため、クリスティアーノ・ロナウドやハリー・ケインなどすでにワールドクラスと評価されている選手は入っていない。グループステージでは上記8名がサプライズを起こしたと同メディアは評価しているが、決勝トーナメントでスターとなるのは誰だ。